2020年7月23日

今日からマクスなしでは買い物困難

メルボルンでは、昨晩の深夜からマスクの着用が義務化されました。家を出る人はマスクをしなくてはいけません。

ただし、ジョギングやサイクリングをしている人はマスクをしなくてもいいんですって。

何だそれ!

そりゃあね、ウイルスを持っている人がジョギングやサイクリングをしている可能性は低いかもしれませんけど、それでも激しい運動をしている時はハアハアと息も上がって飛沫も飛び散りやすいわけでして、もしも感染していたらウイルスを撒き散らすんですよ。

一般市民にあれこれ我慢させるのなら、平等に我慢させるべきではないの?

ジョギングやサイクリングをするのにマスクは危険だと言うなら、しばらくそうした運動は我慢して、ウォーキングとかマスクをしても大丈夫な程度のサイクリングにすればい良いのじゃあないの?

それにしても…

昨日の新規感染者数は、最多記録の484人だったんです。500人に迫っているんですよ。

現在3,500人以上の患者が出ています。入院患者も200人を超えていて、そのうち重篤な40人が集中治療室に入っているそうです。

一旦市中にウイルスが広がってしまうと、市民が外出を我慢している程度では制御できないんですね。

在宅で行えない仕事の労働者達は、通常通りに仕事に行っているわけですし、生活必需品の買い物は許されているので、スーパーや食品販売店以外にも、ホームセンターとか手芸店にも、買い物客は大勢やってくるわけでして、

ウイルスを持った人がそうした場所に一人でもいれば、感染は広がります。

州首相の話によると、症状が出て検査を受けた人の半分以上が、自主隔離せずに通常通り仕事に行ったり買い物に行ったりしていたことが分かったそうです。

陽性という検査結果が出てから隔離したのでは遅いのよ!

高齢者介護施設等のスタッフにそういう人が一人でもいたら、もうおしまい。高齢者が感染すると、症状が悪化する危険が大きいです。死亡者のほとんどが高齢者です。

高齢者施設で働く人はマスクを付けるように指導したというのを聞いたけど、

じゃあこれまで付けていなかったの?

何だそれ!

メルボルンの年齢別感染者数を見てみると、60歳以上の感染者は16%に過ぎません。29歳以下が40%、30歳から60歳が44%ですよ。労働年齢がほとんどだということです。

うちの夫が勤めるツールショップでは、マスクを付けていない人の入店は断ることになっています。入口近くでマスクを売っていますから、そのマスクを購入して付ければ入れます。

大手のホームセンターやスーパーなども、マスク無しの入店はできません。

おそらく他の小売店も同様でしょう。

私が野菜を買っている八百屋では、マスクだけではなく入り口での手指の消毒が義務となっています。皆さん野菜や果物に手を触れて選びますからね。

これまで感染者が少なかったメルボルン東部でも、感染者がじわじわと増えてきています。マスクの着用が義務となったことで、ウイルスの感染拡大が止まることを期待したいです。


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