2020年7月24日

冬の朝の雪か幻か

今朝の気温は4度。

メルボルン的には冷え込んだ方です。

久ぶりに朝から青空が広がり、お日様が輝いて、まるで春が来たかのような明るさ。確かに最近日が長くなってきたのを感じます。

キッチンの片付けをしながらふと窓の外に目をやると、

あっ

雪が降ってる!

寒風に舞う風花とは違う、少し湿った感じの牡丹雪のようなのが降っていました。

ふわりふわりと降っていた雪は、直ぐに降り積もらんばかりに増えて、お日様の光を浴びてキラキラ輝いているんだけど、

よく見るとなんだが色が変だ。

灰色をしている…

青白い霞のようなものも漂い始めた。

何が起きているのかと窓から顔を出して周囲を見回すと、キッチンの向こうの生け垣のすぐ裏で、北隣りさんが巨大な焚き火をしていました。

灰色をしていたのは灰だったのでした。

青白い霞のようなものは、直ぐに灰色の煙となって我が家を包みました。煙も灰も全部我が家の方へと流れてきています。今も灰が降り積もっています。

真冬ですから窓は全部締め切っていますけど、隙間風が激しい我が家のこと、家の中が煙の臭いでいっぱいです。

日頃から迷惑行為連発の北隣りさんは、田舎の広い敷地に住んでいるとは言え、生け垣のすぐ裏に家があることなど考えもしない。焚き火をするにしても、場所も風向きも気にしない。

苦情を言う度胸もない私は、あらゆる迷惑行為にただ耐えていますけどね、今朝は一瞬だけ心が踊ったわ。

雪なんてもう14年以上見ていませんから。


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