2020年7月3日

新型コロナ感染者激増といぼ痔の手術

メルボルンで感染者が増え始めてから2週間が経ちました。ここ1週間で感染者数は激増しました。

1週間前の6月27日は新規感染者が41人。その翌日は49人。その後75人、64人、73人、77人と増え続け、今日は66人でした。

ここまで感染者が増えると重症化して入院が必要な人も増えてきます。現在23人が入院中だそうですが、非常に重篤な状況の人もいて、死者が出る可能性は大きいとのことです。

毎日3桁4桁の死者が出ている国もあるわけですから、それらの国々と数字を比べたらそれほど危機的ではないように見えるかもしれませんけど、感染者がほぼゼロになっていた状況から突然このようなことになると心配になります。

厳しい規制が再導入されてロックダウンとなったのは、10の郵便番号に属する36の町ですが、それ以外の地域の人達も油断せずに不要不急の外出や集会は避けるようにと保健関係者が注意を呼びかけています。

本当にねえ、現在の状況は市中感染が多数を占めているわけですから、どこで誰からウイルスに感染するか分からないということですし。

ところで、

我が家では、感染者が増えて一番困るのは息子です。

息子は痔核(通称いぼ痔)の手術をしてもらうのを何ヶ月も待ち続けているのです。命に関わらない「Elective Surgery(選択的外科手術、待機手術)」は新型コロナのせいで中止になっていましたが、やっと再開されたもののいぼ痔の手術は特に緊急性がないということで、後回しに次ぐ後回し。

日によっては座っていることも辛い息子にとって、手術は切実に必要なのですよ。そりゃあ命に関わる問題ではないかもしれませんけど。

どうか、再び「Elective Surgery(選択的外科手術、待機手術)」は中止なんてことになりませんように。


今回の感染者の急増は、海外から帰国した人達を隔離しているホテルの警備員が感染源という話もありますが、隔離中に感染が分かった帰国者が隔離期間の2週間経過後に、再検査を受けずに帰宅していたというニュースもありましてね、帰国者の隔離業務を営利が目的の会社に委託していたところに問題があったと思いますよ。

内部告発者の話では、警備員はトレーニングなんて一切受けていないし、ウイルス感染に関する知識もなく、感染防止用の保護具も支給されず、検査に至っては会社から検査を受けないようにと言われていたというのですよ。感染が分かって警備員が減ると困るからということなんですけど。

現在詳しい調査が行われています。

他州では、オーストラリア軍の兵士が隔離施設の警備というか見張りを務めている州もあるそうですが。

そもそも、ウイルスは海外からの渡航者が持ち込んだのでしてね、帰国者たちから次々に感染者が見つかって来たことから判断しても、帰国者の隔離ホテルは最も適切に管理をしなくちゃあいけない場所ですよ。

ホントにもうね、市民がこれだけ我慢をしているんですから、ちゃんとやってもらいたいです。


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