2020年3月8日

日本から届いた小包とごみ問題

私達家族は、近年のオーストラリアにおけるごみ問題に大きな関心を寄せておりまして、本ブログ上でも度々話題にしております。

特にリサイクルとプラスチックごみの問題です。

リサイクルごみ(紙・ガラス瓶・金属の缶・PET・一部のプラスチック)は、分類せずに大きなごみ容器に入れて出しまして、リサイクルゴミ収集車が隔週集めてくれるわけですが、オーストラリアのリサイクルは「集めて分類するところで終わっている」すはわち「リサイクルはしていない」ということが問題になっています。

詳しいことは、「リサイクルごみの行方」ですとか「リサイクル危機」をお読みいただくとして。

リサイクルされないごみは、全て土に埋めているオーストラリア。人口の激増に応じて大きな社会問題になっています。

とにかく家庭が出すごみの量を減らさなくちゃあいけない!

「リサイクルよりもごみ削減」が重要だとの信念からですね、我が家では…というかうちの娘と私は、ごみ削減に取り組んでいるのです。取り組んでいるというよりも、商品を選ぶ時の判断基準がもう自動的にそうなっているといいますかね。

うちの娘なんてシャンプーのプラスチック容器を嫌って固形シャンプーを買うようになっていますし。

食品は加工されたものを買うことは殆どありません。野菜や果物は包装されていないものを量り売りで買うのですが、包装されている野菜が必要な場合も袋がリサイクルされるものを買います。

肉や魚を買う時はナイロン袋のゴミが出ますけど。

とにかく食べるものは自分で料理して作る暮らしですから菓子など買わないし、生ゴミは全てコンポスト容器に入れて堆肥にしていますし、ちょっとした注意と選択と努力によってごみの量は物凄く減らすことができます。

さて…

先日、日本から小包が届きました。

ひな祭りが近づくと、うちの母がお寿司の材料や菱餅や雛あられやお菓子を送ってくれるのです。郵送料がバカにならない額になるので送らなくて良いと言っているのですが送ってくれるのです。

普段お菓子を買うことが皆無の私達には、日本の菓子類はもちろんのことお菓子を食べるのが本当に久しぶりでしたのでね、大喜びして次々に頂いたんですけど。

殆どの菓子は、クッキーにしろせんべいにしろ柿の種にしろ甘納豆にしろ小袋に入っているのでごみがやたらに出ます。届いた小包に入っていた食品を半分くらい消費したところで出たプラスチックごみの量が半端ない!

日本では、こういうごみは焼却処理しちゃうんでしょうが、オーストラリアの場合は全て土に埋めるんですからね、非常に罪悪感を感じました。

実は、オーストラリアでも食品の包装が過剰になりつつあります。

過剰包装はごみ問題を悪化させるだけ!

我々消費者は、本当によく考えて賢い選択をしなくてはいけません。


ちなみに、一人当たり計算で、世界で最もたくさんのプラスチックごみを出している国は日本だって知ってました?


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