2020年3月5日

防塵マスクに頼る医者達

メルボルンのスーパーでは、トイレットペーパーはもちろんのこと、米、パスタ、小麦粉、トマトの缶詰など常温保存の聞く食品が売り切れ状態ですが、現在までの新型ウイルス感染者数は10人で重症者はいません。

それなのにこのパニックは何なんだ!

先月の始め、ツールショップに勤めるうちの夫が数週間仕事を休むことができないほど多忙を極めたのは、防塵マスクの仕入れが困難になったからでしたが、当時メルボルンで新型ウイルス感染者はいませんでした。

それなのに、あらゆる販売店から医療用マスク(売っている店も限られている)が消え、ホームセンターやツールショップからは防塵マスクが消えました。

完全に売り切れ品切れ状態になったのですけど、原因は中国人達の買い占め。

転売目的の人もいたようですが、多くは感染が拡大していた中国に住む家族や知人に送るためでした。

結果、仕事上防塵マスクが必要な建築関係の作業員達が防塵マスクを入手できなくなったわけで、うちの夫は仕入れに奔走したのです。

現在、オーストラリア国内でも、特にシドニーの病院や老人介護施設で、患者や医者や介護士に感染が見つかっていますけど、メルボルンでは感染を心配するような事態にはなっていません。マスクを付けた人を見かけることもほとんどありません。

それでも、やっぱり医療用マスクは品薄で、マスクが手に入らないGP(一般開業医)達はホームセンターへ行って防塵マスクを買うしかない状況だそうです。

防護服も入手困難になりつつあると言うんですけど、

そんなものを誰が買い占めているんだよ?

考えられるのは、先月のマスク不足のときと同じ理由です。

どこかの誰かが買い占めて、それらをオーストラリア国外へ送っているんでしょう。それしか考えられません。

フランスとドイツでは、マスクや防護服などの医療用防護用品を国外に持ち出す(輸出する)ことが禁止されました。

オーストラリアも禁止するべきです。

マスクや防護服を本当に必要としている医療関係者が手に入れられなくなると、大変なことになりますよ。


トイレットペーパーだってねえ、後1個しか無くなって私は本当に必要だったんだから。買えたから良かったけど、何十個も買い占める必要はないのに買い占めていく愚か者がいるせいで、本当に必要としていた私が危機に陥るところだったのですよ。

見よ!この馬鹿者達を!



奪い合えば誰かが困る、譲り合えば皆んなが助かる!


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