2020年3月13日

アメリカには有給病気休暇がない?

世界ナンバーワン大国と言われる某国における新型ウイルス感染拡大については関心がないと昨日の記事に書きましたが、もちろんその某国というのはアメリカなんですけど、俳優のトム・ハンクスさんがオーストラリアで新型コロナウイルスに感染して入院中という記事を読んだ後、アメリカの現状についての記事を読んだのです。

そうしたら、驚いたわ!

アメリカでは、労働者の有給病気休暇が認められていないんですって?

何だそれ!

現在、アメリカで有給病気休暇を義務付ける法律があるのは9つの州のと23の都市と2つの郡だけだと書いてありました。

つまり、ほとんどのアメリカの労働者は、病気になっても休めないのですって。自分が病気になっても休めないくらいだから、家族が病気でその看病のために休むなんてこともできません。

そうは言っても、病気になって働くことができなくなることは誰にでもある。じゃあ、病気で欠勤したらどうなるのか?

解雇されたり給料を減らされたりするのですって!

マジか?

民間の労働者の約39%、低賃金産業だと約79%、フードサービスやホテルの労働者の78%は、病気休暇をもらえないそうです。

さらに、

アメリカでは、現在3000万人近い国民が経済的理由から医療保険に加入できていないそうじゃありませんか。医療保険に入れない貧困層は病院に行けるはずがありません。アメリカの医療費は法外に高額だと有名ですからね。

医療保険未加入者でも、緊急の場合には治療を受けられるそうですが、無料になるわけではなくて後から多額の治療費が請求される可能性があるそうです。それが払えないとどうなるんですか?

恐い!

おまけに、アメリカには不法就労者がいっぱいいて、そういう人達はもちろん病気になっても病院には行きません。

新型コロナウイルスに感染して病気になっても、仕事を休むと解雇されたり、1日休むだけで大損失となるのなら、皆んな無理して仕事に行きますよ。

そうしてウイルスの感染はさらに広がるのです。

病院にも行けないんですから、当局が把握できない感染者はどんどん増えるでしょうね。把握できない死者も出てくるでしょう。

アメリカには世界最高水準かつ最先端の医療技術と医療施設があるといういのは事実なんでしょうけど、その医療の恩恵を受けられる人は一部のアメリカ国民なわけですよ。

医療制度の後進国と言ってもいい医療格差国家アメリカは、これから新型コロナでどうなっていくんでしょうか。

ちょっと気になる…


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