2020年3月7日

11人目の感染者にびっくり仰天

新しい単語を学びましたよ。

ヴィクトリア州保健省のジェニー・ミカコス大臣が記者会見で言った言葉です。

I have to say I am flabbergasted that a doctor that has flu-like symptoms has gone to work.
(びっくり仰天としか言いようがないです。医者ともあろうものがですねえ、インフルエンザのような症状がありながら診察をしていたんです。)

この「flabbergasted」とい言う単語。

辞書を引くと、「フラバーギャスト(flabbergast)」という単語は、通例「be flabbergasted」の形で使われまして、「びっくり仰天した、驚愕した、あっけに取られた、あきれ返った、あぜんとした、ぶったまげた」という意味で使われる言葉です。

聞いたことはあったけど、よく知らなかったし使ったことも無かったんですけど、今度から使おう!

保健大臣がぶったまげたと言うヴィクトリア州内11人目の新型コロナウイルス感染者は、「The Toorak Clinic」というクリニックに勤める70歳代のGP(一般開業医)です。

この医者は、アメリカ旅行から29日に帰国。帰りのフライト中ずっと体調が優れず、インフルエンザのような症状があったのに、月曜日から仕事に出ておりまして、金曜日までの5日間に患者70人を診察したそうですし、地域の老人介護施設へも診療に行っています。

ということで、

今週「The Toorak Clinic」というクリニックを利用した人達とその家族や関係者、クリニックで働いている他の医者やスタッフとその家族や関係者、それに診療に行った老人介護施設の入居者達とスタッフにもウイルスを感染させた可能性があるわけです。

また、この医者が利用した飛行機の他の乗客や乗員にも。

ウイルスが感染っていた人がいたら、その人からさらにどこかの誰かに。

これまで新型コロナウイルスの感染は広がっていなかったメルボルンですが、いよいよ始まったのですよ、この医者の不注意のせいで。

まあ、ウイルスってこうやって感染が広がっていくわけですけど、もっと皆んな一人一人が注意しないといけませんよねえ。


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