2020年3月10日

暗雲立ち込めるヨーロッパ

たった2〜3日の間に、多くの国で新型コロナウイルスの感染者数が激増しています。

最も驚いたのは、その国の大統領が「心配する必要はない」「インフルエンザの方がもっと人が死んでいる」「流行はそのうち終わる」「オレ様は全く心配していない」「我が政府は大変良くやっている」と、例のごとく国民を欺く発言を繰り返している某国ですけど。

世界ナンバーワン大国ということになっていますが、実は検査キットが足りなかったから感染が疑われる人達皆んなを検査することができなかったそうですね。

検査キットが足りていなくても日毎に感染者数が激増したのですから、検査キットが調達できて全州で検査体制が整った今日から、どのくらい増えていくんでしょうか。

でも、その国のことは、はっきり言って私はほとんど関心がないの。

気になっているのはヨーロッパなんです。

特に、

ドイツ!

だって、

来月行くことになっている「人生初のヨーロッパ旅行」では、主にドイツ国内を見て回ることになっているんですよ。

夫が工場見学をしている間に、私は一人別行動で北イタリアへ行くというのは、もうあきらめました。北イタリアは出入り禁止になりましたし、来月になればウイルス感染の心配が無くなる…というようなことは考えられないし。

フランスはルーブル美術館に行くだけの予定ですが、フランスも感染者数が激増していますから、一ヶ月後にどうなっているか分かりません。もしもルーブル美術館が再び休館なんてことになったら、行く意味がありません。

そして、ドイツでも感染者数が激増しています。

ドイツ訪問の目的は、うちの夫の電動工具会社「フェスツール」訪問と製造工場見学ですからね、それが無理となったらこちらも行く意味がなくなるということで。

さらに、大きな問題になっているのは、旅行保険が新型コロナウイルス関連のアクシデントをカバーしないということ。病気になれば治療費や入院費はカバーされるそうですけど、新型コロナウイルスのせいで旅行を繰り上げて帰国するとか、航空便を変更するとか、トラブルに巻き込まれた際の出費はカバーされないのです。

宿泊施設や訪問先で感染者が見つかって、我々も隔離されたらどうする?

何週間もオーストラリアに帰って来れなくなったらどうする?

おまけに、

現在豪ドルが暴落しているそうな。

メルボルンからヨーロッパは遠いんですよ。地球の裏側ですからね。ドバイ経由で行くことになっているのですけど、ドバイ・オーストラリア便はイランとか中東の国からオーストラリアへ来る人達が多く利用しているそうです。イランからの旅行者と同じ飛行機に乗るのは感染リスクが高いなあ。

ああ…

暗雲立ち込めるどころじゃあないですよ。

楽観を許さないこうした状況で、ものすごいリスクが有ると分かっていて、それを覚悟で工場見学に行くとは思えないうちの夫は「別に行かなくてもいいよ」と申しております。

そんなに簡単に諦められない私です。


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