2020年3月29日

自分は感染していると仮定して

ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相が、先日国民に対して外出自粛の要請をした際に、「自分は新型コロナウイルスに感染している」と仮定して物事の判断をしてくださいとおっしゃいました。

なるほど、それは簡単で分かりやすくて効果的だと思ったんです。

誰かと手を握ったりハグしたりしても大丈夫か、友人や家族と会食するのは大丈夫か、買い物に出かけたり、犬の散歩をしたりするのはどうか、…

人々はいろいろ疑問に思います。

市民の社会生活全てに渡って、いちいち細かく制限したり禁止したりするのは大変です。

一人一人の市民が、何かする時に「自分は新型コロナウイルスに感染している」と仮定すれば、判断するのは簡単なんですよ。

常識的に考えれば、ウイルスを誰かに感染させる可能性があれば、「それはしない」という判断になるわけですからね。

手も握らないしハグもしないでしょう。会食なんてしないし、できるだけ外に出ないようにするでしょう。

人に会うことは避けるでしょうね。それは、自分がウイルスに感染するからではなくて、自分が誰かにウイルスを感染させるかもしれないからです。その誰かの命を危険にさらす可能性があるからです。

どうしても食品を買いに出かける必要がっても、店のスタッフや他の買い物客にウイルスを感染さないように、距離を取るなどして注意するはずです。

犬の散歩に出かけても、他人にウイルスを感染さないように注意するでしょうし、知り合いに出会っても、近寄っておしゃべりしたりしないでしょう。

これなら馬鹿者でも理解できるはず!

いやいや、

本当の馬鹿者は、自分がウイルスに感染するなど想像もできないのです。

なんでも「コロナウイルスチャレンジ」という、言葉にならないほど愚かなことをやっている大馬鹿者達がいるそうですが、ああいう連中がウイルスに感染して病気になっても、医師や看護師は命がけで助けるんでしょうか。

大馬鹿者達が自分の愚かな行為が原因で病気になったら、自業自得ということにしましょうよ。

そんな連中を、税金を使って、命がけで助ける必要はないでしょう?


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