連日、押し寄せる買い物客に棚を空っぽにされているスーパー各店は、商品の仕入れと仕分け・棚出しに追われています。
どのスーパーもアルバイトを大募集していますが、残念ながらうちの息子も娘もそういうアルバイトには関心がなくて、毎日家に引きこもっております。
それはともかく…
最後にスーパーに足を運んだのは数日前のことですが、あの日の私は「ティッシュを見つける」というミッションを自らに課していました。
予想通り、ティッシュはなかなか見つかりませんでしたが、ティッシュ以外のもの、例えばジャガイモとか冷凍野菜とか最近手に入りにくくなっていたものを見つけて少し買いましたので、一度家に帰りました。
そして、再びティッシュ探しのミッションに出かけたのですけどね、やはりティッシュはなかなか見つかりませんでした。
トイレットペーパーでも鼻はかめるんですから、そこまでムキになることもなかったのに、性格が性格なもので、だんだん焦って疲れてきた私はイライラしていました。
小さいスーパーには絶対にあるわけ無いとは思いましたが、一応寄ってみました。
やはり、ティッシュもトイレットペーパーも石鹸も洗剤もありませんでした。このスーパーはとても良い卵を売っているので卵コーナーにも一応行ってみましが、卵なんて残っているわけがないのでした。
ついでだからと、お米コーナーにも行ってみました。
私が探し求めているのは寿司ライスと呼ばれる短粒米ですけど、お米の棚は空っぽでした。残っていたのはチンするだけで食べられるとっても不味い真空パックの調理済み玄米が2パックだけ。
その最後の2パックを手にとった男性が、後ろに立って棚を凝視していた私に気づきました。
「ライスが欲しいんですか?」
そう言って、持っていた玄米の真空パックの一つを私に差し出してくれたのです。
「なんてご親切な!でも私は結構ですから、あなたがお買いになってください」
残っていた2パックを独り占めするんじゃなくて、分け合おうとしてくれたその男性に感謝!
今のような時こそ、そういう精神が大切よ!
数日前、残りわずかのジャガイモを我先にと袋に詰め、私が手を伸ばしたやつまでチャッと取って自分の袋に入れて行ったおばちゃんのことを思い出しました。
人としての資質が出るよねえ、こういう危機的な状況では。
その男性の親切のおかげでイライラが落ち着いた私は、「絶対に独り占めや買い占めはしない」「他の買い物客に配慮して譲り合う」「とにかく他人に親切にしよう」と、再び固く心に決めたのでございます。
ですからね、ALDI で一人2箱まで購入可能のティッシュを見つけて買った後、もう一度お店に入って再び2個買うということもできたけど、そういうことはするべきじゃあないと思ってしなかったのです。
空っぽになった棚を見上げてため息をついている高齢のご夫婦を押しのけるようにして、商品を掴み取って行く人もいれば、自分が買うのを諦めて商品を譲ってあげる人もいる。
良い行いをしている人を見ると、気持ちが明るくなります。
お帰りの前に1クリックを!
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