回転するめまいが治まり、吐き気がしなくなりました。
スーパーの中で突然バランスを失ってふらついたり、運転中に頭を動かすと立ちくらみのようになったりすると危ないんですけど、今はふわふわするだけです。
ふわふわするのはいつものことです。慣れていますから、ふわふわしていても普通の暮らしは出来ます。吐き気がしないというのが嬉しいです。
さて、今日の話題は別の話。
私が初めてうちの夫の家族が住むヒールズビルという町の外れにある家でのバーベキューに行った時のことを書いた記事があります。
30年以上も前の蒸し暑い日のことでした。
その日のバーベキューで、一生忘れられないほど強烈な印象を受けたことがあるのですよ。目に焼き付いてしまって、忘れようったって忘れられるものじゃあない光景があるんです。
それは、普通の日本人には想像することすら不可能なレベルの、
ハエ!ハエ!ハエ!
「ハエ、ハエ、ハエ」という記事にその時のことを書いています。書いたのは13年も前で文章のスタイルが今とは随分違いますが、まあとにかくリンクをクリックして読んでみて下さいよ。
大げさに書いているじゃあないんです。本当のことなんです。もしかしたら、あの年はヒールズビルの町周辺でハエが大発生していたのかもしれません。その後は、あれほどのハエには遭遇していませんから。
近年ハエの数が減って来たことは実感しています。義母の家の牧場でも今はもう牛を飼っていませんし、周辺では家畜が飼われている農地が減って来ています。
ですから、義母の家でバーベキューをしても記事に書いたほどのハエの大群はやって来ませんが、家の中にハエが入って来るのは日常茶飯事です。
ハエにもいろいろいましてね、身体が大きな「ブロウフライ」(Blow Flies)と呼ばれるやつはブンブンと羽音がうるさいので、家の中に入って来ると気になってしようがないです。
ワスプ(Wasp)と呼ばれるススメバチも入って来ますよ。ワスプに刺されて死ぬ人もいます。
私達家族は、義母の家の敷地内にあったコテッジと呼ばれていた小さな家をリフォームして住んでいたんですけど、あの家は蚊の繁殖地である池の横に建っていたので蚊もひどかったです。
オーストラリアの田舎の家には、網戸が絶対に必要なのでございます。
その私達が住んでいた家を、義弟夫婦が取り壊して新しい家を建てていることは、このブログでも何度か話題にしました。
義弟夫婦が自分達でデザインしたと聞いていましたが、実際には義弟のスペイン人の奥さんが自分の好みにデザインしたそうです。
先日、牧場にトレーラーを置きに行った時に見ましたけど、新しい家はかなり出来上がっていました。なかなか素敵な家です。唯一気になったのは、新しく建てている家はキッチンとダイニングルームが中心なんですけど、西向きなんですよ。
そっちの方向に池や牧場があるので景色が良いのです。広いウッドデッキが作ってあって、大きなフレンチドア(観音開きのガラスドア)を開くと家の中と外が一体になる素敵なデザインなのですが、西向きなのです。
お昼頃から日没までお日様が照りつけますから、わたしたちがウッドデッキを作った時には屋根を付け、西側には日よけのオーニングも付けました。
義弟夫婦が建てている家のウッドデッキには屋根はありません。屋根を作ると暗くなるからだそうです。それどころか、スペイン人の奥さんは家の中にもお日様が入る明るい家にしたいということで、天窓も付けたんですって。
私達が現在住んでいる家のキッチンには西向きの窓があって、そのせいで夏場は晩ご飯作りが暑すぎて苦労しました。窓には分厚いカーテンが掛かっていますが、カーテン無しでは危険な暑さになるのですよ。
義弟夫婦が建てている家には、西向きに大きな窓やドアが作ってあるわけです。さらに天窓も作ったというんですから、暑さ対策は大丈夫なのかと心配になるわけです。
気温が40度を超えるような日は、どうやって過ごすんでしょうか。ウッドデッキからの照り返しも相当にすごいと思うんですけど。
さらにびっくりしたのは、そのウッドデッキに面した大きなフレンチドアは、完全に開放して家の中と外を一体のリビングスペースにするために、網戸を付けていないんですって。
網戸がないと、
ハエが入って来ますよ!
ススメバチも入って来ますよ!
そして、夕方になれば、
蚊がウジャウジャ入って来ますよ!
スペイン人の奥さんはイビサ島の出身で暑いのが好きなんだそうですが、海に囲まれた島の暑さとオーストラリアの暑さは比較になりません。
大型エアコンでガンガン冷やせば暑さはしのげるでしょうけど、虫はどうするんでしょうか。網戸を付けていないというのが人ごとながら心配です。彼女は、ハエもスズメバチも蚊も気にならないんですかね。
暑いのが好きなスペイン人の奥さんは、日焼け対策もしていないみたいで、夏には小麦色に日焼けしているのも気になります。オーストラリアは「皮膚がん大国」でもあるんですよ。
ご存知のように、オーストラリアの上空では紫外線を吸収する大気圏のオゾン層が薄かったり穴が開いていたりするのでね、有害な紫外線が直接人間の身体に吸収されるのです。
イビサ島の紫外線とは有害度が違うんですけど。
彼女にとっては見た目とスタイルが重要なんでしょうから好きにすればいいですけど、私があそこに家を建てるとしたら、暑さ対策と虫対策と花粉対策を優先しますね。それから省エネも。
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