2024年7月15日

銃規制反対派の勝利は確定か

アメリカという国では、他のどの国とも全く比較にならないほど多くの人が銃による殺人と自殺で死んでいるそうですが、「4人以上が銃で撃たれた事件」に限ると、統計的に毎日一件の事件が起きている計算になるそうです。

この国では無差別銃乱射事件もあまりに頻繁に起きるから、事件が起きたと聞いてももう驚きません。「またか…」と思うだけです。

これだけ銃によって人が殺されていても、銃を規制するよりも「銃によって身を守る権利」の方が重視され、政治家達は選挙対策や献金の関係から規制に反対する人が大半です。

全米ライフル協会が支持するドナルド・トランプは、銃所有者の権利を守ることを誓っています。バイデン政権は銃購入希望者に対する身元調査の強化を盛り込んだ法案を成立させましたが、トランプはこの銃規制を撤廃することを公約しているくらいです。

そのトランプが選挙集会で演説中に銃撃されて、銃弾が右耳に当たったということですが、狙撃した犯人の腕前がもう少し優秀だったら今頃は全く違うニュースになっていますよねえ。

BBCのニュースによると、犯人は納屋のような小屋の上から狙撃したそうですが、演説中のトランプからは130メートルほど離れていたそうです。

私は「100メートル以上も離れていたから当たらなかったのか」と最初は思ったんですが、BBCのレポーターは「たったの130メートルしか離れていなかった」「こんなに近かった」と話しているんです。

狙撃の距離として100メートルは近いのかと驚いたので、ちょっと調べてみたんですけど。

Wikipedia によると、確認されている狙撃の最長距離記録は、イギリス陸軍の狙撃手がアフガニスタンでタリバンの機関銃手を射殺した時の2,475メートルだそうですが、その後カナダ軍特殊部隊の狙撃手が3,540メートルの距離から過激派組織 ISIS の戦闘員を狙撃したという記録があるそうです。

3,540メートルって、3.5キロですよ。

自分が今いる場所から3.5キロ離れた場所というのを調べてみて、そこにいる人に弾を命中させるということを想像してみると、ちょっと考えられない距離ですよ。気象条件とか地理的な条件とか、いろいろ考慮しないといけないんだし。

それを知った後では、130メートルは確かに近いと感じます。トランプの耳には当たったけど致命傷を追わせることが出来なかった犯人は、ステージ後方の建物の上で見張っていたシークレットサービスの狙撃手に射殺されました。

こちらの狙撃手はプロですし特別な銃を使っているでしょうから、100メートルちょっとの距離なら容易に犯人に命中させられたんでしょうけど、見張っていたのに狙撃されたというのは、どこに問題があったんですかねえ。


アメリカの人口が約3億3000万人で、そのうち民間人の銃保有者が持っている銃の数が約4億丁だそうです。全人口よりも民間人が所有する銃の数が多いのは、アメリカだけだそうですよ。

この国では、 銃乱射事件が発生する度に、さらに多くの人が銃を購入しようとする傾向があるそうですが、メンタリティーがもう他国の者には理解できません。

トランプの選挙集会に来ていた人が「こんな事が自分の身に起きているのが信じられない」と話しているのを見ましたけど、

銃規制反対のアンタが何ゆっとん!

と私は思いましたよ。

銃規制に反対するということは、こういうことがいつ起きても不思議ではない危険な社会で生きることを選択しているということでしょう?

それにしても、この事件でトランプの勝利はもはや確定したんじゃあないですか?青空にはためく星条旗を背景に出血しながらも力強く拳を突き上げるトランプの写真は、本人も大いに気に入っているに違いないです。

刑事裁判で有罪になった人が大統領になりそうですよ。


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