2024年7月31日

知的障害のある小児性愛者

タイトルを読んで今日の記事は重い内容かもしれないと思った方は、その通りでございますので、読まない方が良いと思う皆さんは、どうぞここをクリックしてお帰りください。

今日も私のブログを読みに来てくださってありがとうございました。

さて…

大学院で心理学を学んでいるうちの娘が、7月からは司法精神医療施設で研修をしていることは何度か書きましたが、詳しいことは「知的障害のある性犯罪者」を読んでいただくとして。

研修をしている司法精神医療施設というのは、刑事司法制度に関わる事件を起こした人々の中で精神障害や重篤なメンタルヘルスの問題がある人達にサポートと治療を提供しているところなんですが、その施設に入っているのはほとんどが性犯罪者らしいんです。

入所している犯罪者の数は多くありません。その限られた人数の性犯罪者に治療を受けさせて社会復帰の支援を行うために莫大な税金が使われているという話は「知的障害のある性犯罪者」という記事に書いたんですが。

うちの娘は、犯罪者の精神鑑定およびカウンセリングをやっているそうですが、とても疲れる仕事のようです。自分のストレス対策として誰かに話をする必要を感じると家に電話をして来るんですけど、昨日は相当ストレスがたまったようです。

昨日カウンセリングをしたのは、幼児に性的暴行を加えて逮捕された小児性愛者なんだそうです。21歳の若者です。知的障害があります。自閉症スペクトラム障害があり、強い関心とこだわりを持っている対象が幼児なんだそうです。

このこだわりが思春期に性欲と結びついたのでしょう。初めて幼児を襲ったのは17歳の時だそうです。自分のしたことが悪いことだとは理解していません。

自閉症スペクトラム障害の人の「こだわり行動」というのは障害の特性によるもので、こだわりの対象への非常に強い欲求が現れると聞きますけど、本人は自分の意思でコントロールできずにやってしまうことがあるわけでしょ?

その「こだわり行動」が幼児と性行為を行うことだとすれば、それは完全に止めさせなくてはいけませんが、なぜ止めなければいけないのかが理解できない人にどうアプローチすれば良いのか、そもそも障害の特性として現れている欲求を止めさせることができるのか。

この司法精神医療施設での治療とリハビリを終えて、社会に出て数時間のうちに子供に性的暴行を加えた人もいるそうですよ。

正直言って、上記の若者のような人は社会に出してもらっては困りますよ。危険過ぎます。お気の毒ですが、ずっと施設にいてもらうしかないんじゃあないんですか?他にどういう方法があると言うんですか。


性犯罪者の再犯を防止するための取り組みとしては、性犯罪者登録とか刑期を終えて社会に出て来てから位置情報をGPSで常時監視するというのがありますよね。

再犯の確率が高くて社会に出すことが危険だから監視するんでしょ?位置情報のGPS監視をおこなっても犯罪を繰り返す人は多いですよ。

そういう性犯罪者に対して、強制的な科学的去勢を義務付けている国もあります。「去勢」と聞くと何やら恐ろしいことのように思うかもしれませんけど、薬によって性衝動を抑える薬物治療です。オーストラリアも日本も強制的な去勢を認めていません。

性犯罪者への強制的な去勢に関しては意見が分かれるところです。人権上の理由で反対する人も多いですけど、性犯罪者の人権を尊重する一方で子供達が被害に遭っているんですよ。

市民の安全のためには、特に子供達の安全のためには、強制的な去勢が必要な犯罪者もいると私は思いますよ。

上記の知的障害のある若者ですけどね、科学的去勢(薬物治療)がこの人に効果があるのかどうかは私には分かりませんが、それ以外にこの若者の再犯を防止するために何が出来るんでしょうか。

隔離し続ける以外に出来ることと言えば、社会復帰のために「こだわり行動」を完全に止めさせる治療を続けることですか?莫大な税金を使って。

施設から社会に出て数時間のうちに子供を襲った人というのはね、そうして何年もかけて治療を受けて、もう大丈夫だろうと判断された人ですよ。

言っておきますが、8割の人達は治療とリハビリのお陰で社会復帰してから再犯もなく普通に真面目に暮らしているそうです。2割が再犯しているということですけど、そういう人達には強制的な薬物治療が必要なんじゃあないかということです。

それをしないのなら隔離ですよ。そういう人達を社会に出してもらっては困ります。


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