2023年10月30日

夫と同じ寝室で寝ると

睡眠不足解消と自分の健康のために、私はもう何年も夫とは別の寝室で寝て来ました。私達夫婦の大きなクイーンサイズのベッドには夫が一人で寝て、私は「避難部屋」と呼んでいた夫の大イビキから逃げるための部屋を自分の寝室にしたんです。

引っ越して来たこの家では、同じ寝室の同じベッドで寝ています。主寝室にはオンスイートと呼ばれるバスルームが付いているので、夜中におトイレに行ったりするのに便利だからです。

それと、お互いに歳を取って来て健康問題も抱えているので、夜中に具合が悪くなった時に気づきやすいし助け合えるということも考えて、再び一緒に寝るようにしたわけなんですが。

同じ寝室の同じベッドで寝ていても、今のところ何とか眠れています。

夫は睡眠時無呼吸症候群で、イビキがひどいことと関係していました。検査をしてもらった時には、呼吸が10秒以上停止している回数が1時間あたり55回もあったんですよ。ほぼ毎分呼吸が止まっているということで、重症の睡眠時無呼吸症でした。

CPAPマシーンを装着して寝たりもしましたが、現在は睡眠中の呼吸を確保するためのマウスピースを着けて寝ていますので、かつてのように家が震えるような大イビキはかきません。

そう聞いていましたし、実際これまで住んでいた家の2階にあった夫の寝室から、イビキが響いてくることも滅多に無かったんですけど。

一昨日、早朝4時過ぎに夫が起きてトイレに行きました。オンスイートの電気をつけたので、私は目が覚めてしまいました。朝の4時頃に目が覚めてしまうと、その後もう一度眠ることが難しい私を横に、トイレから戻った夫は5分も経たずに寝息をかき始めました。

「相変わらずすごいなあ… いつでもどこでも簡単に眠れる人だとは知っているけど、こんなに簡単に再び眠れるんだ」と感心していると、

突然始まった大イビキ!

高架橋下レベルの轟音は想定外でしたからね、びっくりしました。

「なんでこんなすごい音を出す?トイレでマウスピースを外したんじゃあないでしょうね!」と叫びましたが、夫は起きません。

iPhone の懐中電灯で照らして見ると、真上を向いて大イビキをかいていました。

「ちょっとお!やめてよ!すごい音よ!」と言って身体を押してみましたが、私の声なんて夫の大イビキにかき消されて聞こえないし、巨大なトドみたいに爆睡していて全然起きないんですよ。

完全に目が覚めてしまった私は、それからもう一度眠ろうとしたところで眠れるわけがないと知っていますから、あきらめて起きたのでした。まだ5時にもなっていませんでした。

後で分かったことですが、マウスピースを着けていても真上を向いて寝るとイビキをかくし、呼吸が止まったりもするそうです。だから、真上を向くと振動して体勢を変えさせる首輪のような装置を付けて寝ていたそうですが、最近は付けていなかったそうです。

首輪も付けてもらわないと私は困ります。


イビキ以外にも少し問題は起きています。

これまで大きなベッドで一人で寝ていたせいか、夫は寝ている中に両手を広げて大の字になる癖が出来ているようなんです。その度に、夫の手が私の頭をたたくのですよ。

頭をたたかれると私は目が覚めますから困ります。

それから、最近花粉症がひどいので寝室では空気清浄機をフル稼働させて花粉を除去しているのですけど、花粉が減って呼吸もラクになった頃に夫が寝室に入って来ると、数秒のうちに目が痒くなったり鼻が詰まったりくしゃみが出たりします。

花粉がひどい日は、ベッドに入る前にシャワーで花粉を洗い流してもらわないと困ります。

夜中にトイレに行く時に電気をつけないようにすることも頼みましたよ。

それから、夫は緊急の電話(店舗に泥棒が入った時とか)に夜中でも対応するために iPhone を消音にしません。滅多に緊急の電話などありませんけど、メッセージが着信したりすると音を立てますから、私はそれで目が覚めてしまいます。

私が夜中に起きてトイレに行ったり、なかなか寝付けない時に iPhone でニュースを読んだりしていても、夫には何の迷惑にもなっていないようなので、それは良かったんですけどね。

やっぱり、同じ寝室で寝ることで影響を受けるのは睡眠問題がある私だけということです。

「避難部屋」という予備の寝室を確保しておくことは、私には必要不可欠なことなのです。


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