現在陽性の患者数は1万人を超え、昨日の時点で11,018人ですよ。
こんなに感染者が増えると新型コロナで入院する人も増え、特に感染者が多いメルボルンの北部地域では救急車も足りていないから悲劇も起きています。
小さな子供さんが心臓発作を起こして緊急番号に電話をしたものの電話がつながるまでに1分40秒も待たされて、結局お子さんは助からなかったというニュースもありました。
感染者がほとんどいなかった東部地域でも感染者は増えています。昨日の新規感染者数の内、300人以上が東部地域だとニュースで聞いたのでびっくりして調べてみましたら、急増していました。
私が買い出しに出かける圏内だけでもいつの間にか100人を超えています。
食品の買い出しの際には一応規則ですからマスクをしていましたが、これまで感染者がいなかったのであまり真剣に考えていませんでした。でも、ここまで増えると、買い物に行くスーパーや食品店で感染者に接触する可能性があります。
マスクだけではなく、他の人との間に距離を取ることや手洗いなどをもっと真剣にやらないといけません。
ところで、
先週「建設作業員達の抗議デモにあきれる」という記事を書きましたが、感染が拡大していた建設工事現場の作業員達がマスクもせずに集まって、抗議デモが暴動に発展したのです。暴動は、過激派や陰謀論者らが扇動したらしいのですけど。その結果として、危惧された通り感染がさらに拡大しています。
暴動が起きた「CFMEU」という労働組合の本部でも感染者が出たため、組合本部のスタッフは隔離中です。建設作業員達の親分的存在であるジョン・セツカCFMEU書記長も隔離中だそうです。
しかしね、
抗議デモよりも遥かに深刻な感染者激増の原因になったのは、オーストラリアン・フットボール AFL の決勝戦が行われた土曜日前後の連休に（決勝前日の金曜日は「AFL決勝戦前日」という祝日）規制を無視してこっそり集まって楽しんだ人達が大勢いたせいなんです。
決勝戦は感染者がいない西オーストラリア州のパースで開催されましたから、ヴィクトリア州のフットボールファンはテレビで観戦するしかなかったのですけど、家族以外の人達が集まってはいけないと繰り返し注意していたのに。
ロックダウン中のメルボルンでは、世帯間の訪問が禁止なんですから、他の人の家に行ってはいけないんです。屋内で人が集まってはいけないんですよ。だから、友人達と集まって決勝戦をTV観戦することは「絶対にしてはいけないこと」だったのに。
「自分たちは大丈夫だろう」とこっそり集まって会食したりパーティーをする人達が跡を絶たないわけですが、フットボールの決勝戦を仲間と一緒に楽しんだ人達も大勢いたのです。
そういう人達からねずみ算式に感染者が激増しているんです。
そして、
感染して入院するほど症状が悪化する人達のほとんどは、ワクチンの接種を受けていない人達ですよ。
反ワクチンデモとかやっているバカ者達は、自分勝手な考えでワクチンの接種を拒否しているんですから、そういう人達が感染して、重症化しても、自業自得ということにしたらいいのにと思ってしまいます。
そういうバカ者達のせいで医療システムに負荷がかかるというのは、おかしな話じゃないですか。
ワクチンを拒否するのはいいですけど、拒否する人は感染しても病院には受け入れませんよということにすればいいんです。それを承知の上で、私はワクチンを拒否しますという人は、重症化したら自分でなんとかやってくださいということにするんです。
そうでなかったら道理に合わないじゃないの！
規制違反の集会で決勝戦を楽しんで感染拡大の原因になった人達には、全員罰金を食らわしてくださいよ！
連日抗議デモで暴れている人達は「逮捕して書類を書いて釈放する」を繰り返すんじゃあなくて、拘置所に入れちゃってください！
罰金を払わない規則破り達にも、もっと厳しく対処してください！
ホントにもう…
こんなことじゃあロックダウンは終わりませんよ。美容院の営業再開は当分無理じゃあないですか。ヘアカットは遠のくばかり。私の頭は一体どんなことになってしまうんだか。
0 件のコメント:
コメントを投稿