2021年10月14日

娘のこだわり、そこまでやるか

二酸化炭素の排出削減とプラスチックごみ削減のための取り組みでお母さんの仕事を増やしてきたうちの娘ですが、気持ちは分かるし私だってできることはやりたいとは思うんですけど。

先日、娘が晩ご飯時に「二酸化炭素の排出を減らすために私達ができることは何か」という話題を出してきましてね。

娘は太陽光発電パネルの設置や隙間風がヒュウヒュウと吹き込む我が家の古い窓をもっと熱効率の良い新しい窓に取り替えるとか、そういう大金がかかることを考えていたようですが、いつまでこの家に住むか分からない私達家族にとって、そういう投資はお金の無駄です。

それに、私はね、リサイクルできない太陽光発電パネルが寿命を迎え、不燃ごみとして出される10年だか20年後のことを問題視しておりますので、各家庭が太陽光発電パネルを設置して自家発電することが環境に良いことかどうかは疑問なんです。

二酸化炭素の排出削減のために私達にできることは、単刀直入に言えば電気とガスの使用量を減らすことですよ。薪ストーブの使用も良くないです。

晩ご飯を食べながら、シャワーの使用頻度を減らそうとか時間を短くしようなどという方向に話が進みまして、私は数少ない楽しみが奪われるかと青くなりましたよ。シャワーがダメなのなら、お風呂なんてもう絶対にダメってことです。

暖房のために排出する二酸化炭素を減らすには窓の修理が必要だと娘は言うんですけど、もっと小さい家に引っ越した方が早道です。

キッチンでの電気やガスの使用を減らすのはなかなか難しいですけど、できるだけエネルギーを消費しない方法で調理するように意識することはできます。はっきり言って、私よりも娘のほうが電気やガスをたくさん使っています。娘は何時間もかけて肉を煮込んだりしますからね。私はそういうことはしません。

自動車も、私達家族は本当に必要な時しか使いませんし、夫はもう運転していないので、自動車の排出ガスは、これ以上減らせないでしょう。

プラスチックごみ削減のためには、買い物バッグを使っていますし、お店で野菜とかを詰めるナイロン袋は持参して、破れて使えなくなるまで繰り返し使っています。袋や容器にあらかじめ詰めて売られている商品はできるだけ買わないようにもしています。

しかし、

最近の娘の徹底ぶりはすごいんですよ。

布製の買い物バッグ(染色なしプラスチック部分なし)や野菜とかを詰めるための布袋を買い揃えていまして、八百屋で買う野菜や果物はナイロン袋ではなくてその布袋に詰めます。パン屋で買うパンも持参の布袋に入れてもらいます。ナッツや豆は、私はプラスチック袋に入っているのを買いますが、娘はナッツや豆を売っている専門店で買って、持参の布袋に入れてもらうのです。

布袋に入れられないものはどうするのか?

例えば肉や魚介類?

そういうのはね、容器を持参して、それに入れてもらうのです。

ですからね、買い物に行く時には持っていくものも多いです。

そういう事ができない場合は、同じ食品でもプラスチックの袋や容器に入っていない商品があればそっちを選ぶのです。少しくらい高くついても、パッケージが環境に優しい材料で作られている方の商品を選ぶんですよ。

家計のために少しでも節約して、同じ食品なら安い方を…というお母さんとは、真反対なのでございます。


食品の購入に使う容器や布袋を管理するところまでちゃんとやってくれると大したものだと思いますけど、使った布袋を片付けたり容器を洗ったりするのがお母さんの仕事になるのがいけません。

布袋はカビが生えやすいですよ。ちゃんと管理しないので、野菜を入れるのに使っている布袋には黒カビが生え始めています。

そのことを指摘したら、袋の中にゴミやら何やら入ったままのカビの生えかけた布袋が洗濯に出してありました。こういうところはまだ知識も意識も足りていません。

環境に良くない漂白剤とかを使いたくないらしいですから、もっとカビが生えてきたらどうするんでしょうか。シリコン製のラップや袋のように、いつの間にか使わなくなって結局ごみになるというのでは本末転倒です。

二酸化炭素の排出削減とプラスチックごみ削減よりも、お母さんとしてはですね、自室の掃除をしてもらいたいです。うちの娘は全く掃除というものをしないのです。

こだわりは自分が関心のあるところだけで、関心のないことには無責任。

おかげで、お母さんはしょっちゅう腹が立つわけで、娘が上のような取り組みを始めても冷ややかな目で見ているのです。「それ自分で洗ってよ」「それちゃんと片付けてよ」と毎回言われてうんざりしている様子ですが、言われる前にちゃんとしなさい。


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