散歩がてらに近所の林の中で野生のキノコを摘んで、それを調理して晩ご飯にするとか、
羨ましいことです!
私はメルボルンに住み始めて二十ウン年ですが、メルボルンと言っても田舎環境に住んできましたので、野生のキノコにはよくお目にかかりました。
しかし、そうした野生のキノコを調理して食べて死んだという人のニュースを、これまで何度聞いたことか。
野生のキノコを食べて死んだのは、移民の皆さんです。
かつて住んでいた母国で食べていたキノコにそっくりなキノコを見つけて、「あら美味しそう」と思って食べたら、見た目はそっくりでも全く別物の毒キノコだったというわけですよ。
お店で売られている白いマッシュルームにそっくりな毒キノコもあります。
この白いやつは食べたら死にます。
以前、私達家族はメルボルンからはかなり離れたヒールズビルという町の外れに住んでいました。義母(うちの夫の母親)が所有する敷地で、義母が住む家の隣りに住んでいたのですけど、敷地内には牧場がありまして、秋になると白いマッシュルームが生える場所がありました。
義母は、ある時そのマッシュルームを摘んで来て料理したのですが、食べるのは勇気が要りました。泥とかがまだ付いているのを調理したのを見ましたから、私は食べなかったのですけど。
誰も死ななかったということは、あのマッシュルームは食べても大丈夫なマッシュルームだったということですが、食べないに越したことはありません。
聞くところによると、「食べても大丈夫なキノコ」と「食べても大丈夫なキノコにそっくりだけど実は毒キノコ」というのを見分ける方法は無いそうです。
ですからね、キノコの専門家でもない限り、野生のキノコを食べるのは非常に危険なのです。
例えば、このキノコ。よく見かけるやつですよ。
このキノコはね、「デス・キャップ(Death Cap)」と呼ばれているキノコで、大人でも少し食べただけで死にます。子供さんを連れて秋にピクニックなどに行かれる方は、お子さんがこういう毒キノコにさわらないようにしてください。
オーストラリアには、毒グモや毒ヘビなど毒のある生き物も多いですけど、毒キノコもいっぱいです。「野生のキノコは毒キノコ」と思ったほうがヨロシイ。
以前の記事で紹介しましたけど、我が家の敷地によく生えてくるキノコは、この茶色いやつです。巨大化します。この写真のなんか直径40センチはありますよ。
この巨大キノコは、一晩で溶けてしまうこともあります。
食べてはいけません。
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