2021年10月8日

意地をつらぬく干しぶどう

本ブログで、これまで干しぶどうとカレーの件について何度も話題にして来ました。それらの記事は、私の怒りを発散するために書いたものでございます。

とにかくカレーの具材が何であれ、かつお節や昆布の出汁で煮て作っていようが、ツナの入った魚臭いカレーであろうが、ワカメと青梗菜と青ネギのカレーであろうが、カレー味なら味見もせずに干しぶどうを大量にふりかけて食べるんですよ、うちの夫は!

この件については、書くたびにさらなる怒りが湧いてくるので、詳しいことはもう書かない方が良いと思うのですけど、まあ詳細は「カレー味には干しぶどう」という記事でも読んでいただくとして。

最初の頃はね、パラパラと振りかける程度だったんですよ。ところが何度も言い合いになって「カレーと干しぶどう」が夫婦げんかの火種になり始めてからは、嫌がらせのようにわざと大量の干しぶどうを振りかけるようになりましてね。

怒りが大爆発したのは、何年か前にルウからこだわって時間をかけてビーフカレーを作った時に、「お願いだから今日のカレーはまず一口でも干しぶどう無しで食べてみてちょうだい」「お料理した人への敬意を表すのも大事なことです」とお願いしたのに、「十人十色」と言って干しぶどうを振りかけた時でした。

そういう人の心を傷つけるようなことをする人じゃあないのに、もうね、カレーと干しぶどうに関しては意地になっているんですよ、絶対!

どうしたって絶対に干しぶどうを振りかけないと、負けた気がするんですよ、きっと!

そうでなかったら、どこの誰が魚のワカメと青梗菜と青ネギのカレーに干しぶどうを振りかけて食べる?出汁で煮ているんですよ!醤油で味付けしているんですよ!味が合わないでしょう、干しぶどうは!

ああ、また腹が立ってきた…

とにかくね、向こうが譲歩する姿勢を見せないので、カレーに関しては努力するのは無駄であるという結論に達しました。

普通のカレーでも、ニンニクと生姜のすりおろしをいれたりね、マスタードシードやクミンシードを入れたりしていたんですけど、グラムマサラを入れたりもしていたんですけど、もう一切そういうことはしません。

水で煮て、買ってきた日本のルウ(どこのスーパーでも売っているS&Bカレー)を入れて終わり。後は勝手に好きなだけ干しぶどうを振りかけて食べろ!ということにしたんです。

したんですけど、

昨日のビーフカレーはね、ちょっとだけですけど凝って作ったんです。玉ねぎを茶色くなるまで炒めまして、ニンニクと生姜も入れまして、大きめに切ったビーフを柔らかくなるまで煮込みました。だって、時には美味しいカレーを作りたくなるじゃあないですか。

干しぶどうに関しては、もうどうそ好きにしてくださいという気持ちでした。もちろん夫は干しぶどうを振りかけて食べていましたよ。

残ったカレーは夫のお弁当に詰めました。

そして、寝る前のことです。

キッチンに行ったら、干しぶどうを入れている容器が何故が出たままになっていたんです。誰かが干しぶどうを出して食べた後、片付けなかったのかと思いましたが違いました。誰も夜遅くに干しぶどうなんて食べませんよ。

夫がですね、弁当のカレーに干しぶどうを振りかけるために出したのです。(出したら出したままというのは、いつものことです。)

冷蔵庫に入っていた弁当の容器を見てみると、大量の干しぶどうがカレーライスを覆っていました。

ここまで徹底して意地をつらぬくわけだ…


魚を焼いたのにはお醤油をかけることにしてる人がいても、例えばサワラの切り身を甘い西京味噌に漬けてから香ばしく焼いたのを晩ご飯に出したら、醤油はかけずに食べて欲しいですよねえ。

スパイスやハーブで味付けした鮭のムニエルとか、ちょっと味付けを工夫した焼き魚とかを作って出してね、「最初の一口は醤油をかけずに食べてみてちょうだい」と頼んだら、普通そうするでしょ?

作った人の頼みを無視して、「十人十色」と言ってお醤油かけたりするか?

しないよ普通!


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