2021年10月4日

ロックダウン日数が世界一

報道によりますと、新型コロナ対策のロックダウン日数が世界最多のブエノスアイレス(アルゼンチン)を抜いて、メルボルンが世界一となったそうです。

その日数246日!

16歳以上のヴィクトリア州民の70%がワクチン接種済みとなることが見込まれている今月26日にロックダウンは終わる予定だと州政府は言ってはいますけど、予定は未定であって決定ではないのですから、ロックダウンの最多日数記録の更新は続くのです。

ああ…

土曜日には新規感染者数が1488人と新記録をさらに更新し、入院している患者も増え続けていますけど。

春になりましたから、天気の良い日には気温も上がり、夏時間も始まったことだし、人々はもう家に閉じこもるのも我慢の限界ということのようです。昨日の日曜日は、天気予報に反して良い天気になったお昼頃から、あちこちの公園は人でいっぱいでした。

食品の買い出しに行く車の中から見たのですけど、もうすごい人出でした。公園の近くの道路は車でいっぱいで。

特に何も無いただの公園ですよ。あるのは芝生と木。子供の遊び場くらいはありますが。

普段なら訪れる人もあまりいないそういう公園に何故あんなに大勢の人が集まっていたのかと言いますと、理由はピクニックです。

先日の規制緩和で、ワクチン接種済みの人達は2世帯間の5人までが集まってピクニックをしても良いことになりましたから。

昨日は、自転車に乗っている人も大勢いました。歩いている人も大勢いました。我が家の近くの遊歩道なんて、ゴールデンウィークの日本の行楽地並みの混雑ぶりでしたよ。

5分ほど行った所にあるカフェには、テイクアウトのコーヒーを買い求める人の列が出来ていました。買ったコーヒーをその場で立って飲みながら、もちろんマスクを外して飲みながら、知り合いとおしゃべりが弾んでいる様子で、店の前には30人くらい集まっていました。

屋外とは言え、あんなに大勢の人が密集すると、あの中に一人でも陽性者がいれば集団感染が発生しますよ。私達が住んでいる地域でも感染者が急増中なんですからね、人が大勢集まる場所は要注意です。


夫も娘も私も、ワクチンの接種は完了しているので感染することをそれほど心配していませんが、うちの息子は未接種なので、もしも感染したらどうなるか分かりません。

メルボルンで最も感染者が多いのは20代の人達だし、そういう若い人達でも重症化して集中治療室に入っている人が大勢いるのです。

早くワクチンを接種してもらえと息子には言い続けて来たんですけど、うちの息子は細かいことが非常に心配な性格で、血栓で死ぬかもしれないと思っているアストラゼネカは怖いのです。息子はファイザーのワクチンを希望しているんです。

うちの娘は医療従事者ということで、早いうちにファイザーのワクチンを接種してもらえましたが、あれは特別でした。

モデルナのワクチンは始まったばかりで感染者が多い北部地域を優先していますから他には回ってきません。ファイザーは圧倒的に数が足りていません。

我が家から最も近い接種会場は、夫と私が行ったリングウッドの接種会場ですが、ここではずっとアストラゼネカしか選択肢がありませんでした。

「アストラゼネカでもいいじゃん」「死にはしないわよ」「早くやってもらいなさいよ」と言われても、死ぬかもしれないと思っているワクチンは怖いのです。ワクチンに命をかける気にはならないのです。

ファイザーのワクチンを希望する場合は、リングウッドの接種会場では今年中の予約は不可能だそうです。

電車に乗ってメルボルン市内の大規模接種会場まで行くのはリスクが大きいので避けたかったようですが、毎日のようにメルボルンに仕事で通っている娘が接種会場の近くまで乗せて行ってくれるということで決心が付いたようで、メルボルンの大規模接種会場の一つであるメルボルン博物館に予約を入れたそうです。

そうなんですよ、メルボルン博物館はロックダウンで休館中ですから、接種会場として利用されているのです。

予約は10月31日だそうです。

1ヶ月近くも待たなければいけません。それくらい、ファイザーのワクチンは足りていないのです。

とにかく、息子がワクチン接種を終えるまでは、ウイルスを家に持ち込まないように私達3人は気を付けなくてはいけません。

私は食品の買い出しにしか出かけませんけど、夫と娘は毎日不特定多数の人々に接していますから、これだけ感染者が増えてくると、いつウイルスに感染するか分かりませんからね。


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