和菓子が食べたくなったら自分で作るしかありません。近くに和菓子を売っている店など無いのでね。
和菓子っぽいものが全く無いわけではないんですよ。中国系の食品店でも韓国系の食品店でも、大福餅みたいなのは売っています。買ったことはありませんけど。
和菓子が食べたくなった時に、私がまず作るのはあんこです。小豆はどこでも売っていますから、それを柔らかく茹でてお砂糖と塩を一つまみ入れて練れば、あんこは簡単に作れます。
この記事をお読みのアナタ、あんこを作ったことが無いという方は、ぜひ一度作ってみてください。缶詰のあんこはものすごく甘いですよね。自分で作れば砂糖の量も好きなように調整できます。
豆の缶詰コーナーで小豆の缶詰を見つけたら、砂糖を加えて煮るだけで作れます。
さて、
あんこを作ったら、それをどう和菓子にするかですが、私は求肥(ぎゅうひ)というのを作ることが多いです。
私はね、求肥なんていう言葉は知らずに育ちましたけど、求肥というのは甘いお餅のことです。大福餅の餅部分がそれです。
お餅は蒸した餅米をついて作りますが、求肥は白玉粉やもち粉に砂糖や水飴を加えて練り上げて作るそうです。冷えるとお餅は固くなりますが、求肥は砂糖が入っているので冷えても固くなりません。
白玉粉やもち粉で作る求肥は、家でも簡単に作れるんですよ。
オーストラリアにお住まいの方、日本の白玉粉やもち粉は手に入りにくいですけど、わざわざ日本食品店やダイソーまで買いに行かなくても、どこのスーパーでも売っているこのもち粉で簡単に作れます。
よく似たパッケージの粉が売られていますが、緑色のパッケージには「GLUTINOUS RICE FLOUR」と書いてあります。これがもち米の粉です。
片栗粉や粉砂糖のように大変細かい粉です。使用の際には計量カップで計るのではなく、重さを量る方がいいですよ。
ちなみに、同じブランドの白い粉ですが、赤いパッケージのは米粉、青いパッケージのはタピオカ粉です。
このもち米の粉で作る求肥は、白玉粉で作ったのよりも気持ち柔らかめになりますが、気になりません。十分に美味しいです。
私の求肥のレシピを紹介します。
<材料>
白玉粉あるいはもち米の粉 100グラム
ぬるま湯 200ml
砂糖 100グラム
塩 1つまみ
<作り方>
1.材料を耐熱ボウルに入れて、なめらかになるまでよく混ぜます。
2.40〜60秒くらいチンして全体の温度を上げ、ゴムベラ(シリコンのスパチュラ)でよく混ぜてから、再び1〜2分チンします。白い液体だったものが半透明になればヨロシイ。電子レンジの強さに応じて加熱時間は加減してください。
3.先程混ぜるのに使ったゴムベラを洗ってから生地をよく練ります。ゴムベラをお湯で濡らしながらやるとくっつきにくいです。
4.片栗粉やきな粉などを広げたお皿に取り出して、丸めるなり平らに伸ばして切るなり、用途に応じて成形します。
先日は、出来上がった求肥にローストしたくるみを混ぜてくるみ餅を作りました。
英語で書いていますが、レシピはこちらです。
きな粉をまぶしたのとあんこのと両方作りたかったので、半分はきな粉を広げたお皿に出し、もう半分はあんこを広げたお皿に出して、それぞれ6個ずつのくるみ餅が出来ました。
お餅は手にくっつきやすいので、しっかりきな粉やあんこをまぶして丸めてください。
息子と娘と私の3人で全部食べてしまいました。うちの夫はさわりもしませんでした。こういう食べ物は好きではないのです。
あんこを作った時は、どら焼きもよく作りますが、夫はどら焼きも食べません。あんこは「ヤッキー(不味い)」だと言って食べないんです。
あんこのどこが不味いんだか…
あんこを使ったスイーツのレシピをウェブサイトに載せています。良かったら作ってみてくださいね。レシピは英語で書いています。
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