メルボルンではロックダウンも終わったことだし、誕生日はガールフレンドとお祝いするかもしれないと言っていましたが、結局は家族とお祝いすることになり、勤めている心理クリニックの仕事も7時半までではなく4時までにしてもらっていました。
晩ご飯のご馳走にリクエストはなくて、今年は美味しいシャンペンとおつまみをいろいろ食べながらお喋りしたいと言うので、私は晩ご飯を作りませんでした。
おつまみもシャンペンも娘が自分で用意しました。
毎年家族の誕生日にはバースデーケーキを作って来た私ですが、娘はケーキはいらないと言いました。誕生日にケーキ無しというわけにはいかないと言いましたら、それならケーキではなくてフルーツタルトにしてくれと言うので、私はフルーツタルトを作りました。
普通はカスタードクリームを詰めてフルーツで飾るだけですが、今回はタルト生地の上にアーモンドクリームを乗せて焼きましたので、ボリュームがあります。
しかも、間違えてふくらし粉入りの小麦粉を使ったためにタルト生地が膨らんで分厚くなってしまいました。味は同じですけどね、見た目がどっしりし過ぎています。
レシピをウェブサイトに載せましたので、良かったら作ってみてください。オーストラリアで最も一般的な直径25センチのタルト型で焼きました。
娘は4時まで勤務の予定だったのに、次のシフトの人が来なかったので1時間以上よけいに働くことになり、6時頃に帰宅しました。
食べ始めてすぐに娘の友人から電話がかかってきてテーブルを離れたので、夫と息子と私の3人だけで飲んで食べるということになってしまいました。
私達3人がすっかり満腹になってテーブルを離れた頃に戻って来た娘からニュースがありました。
近いうちに一人暮らしを始めることが決まったそうです。
勤めている心理クリニックのあるカールトンという街(メルボルン中心部からすぐ近く)に住んでいる親しい友人のJさんは、現在事情があって西オーストラリア州に住む家族と一緒に暮らしているのですが、メルボルンに帰ってくるのが予定よりも遅くなり、早くても来年の7月頃まで帰って来れないのだそうです。
ドキュメンタリー映画を作ることになったそうで。
カールトンのアパートには現在住んでいないのに家賃を払い続けているわけですが、そのアパートにうちの娘が住むことになったそうです。家主からの許可がもらえ次第、娘がそのアパートに住むそうです。
これで通勤もラクになり、本人が希望していた自由も手に入れることになります。Jさんのアパートには炊飯器以外は必要なものが全て揃っていますから、娘にとっては大きな出費もなく一人暮らしが始められるというわけです。
2月までには家を出ると言っていたのですが、予定が早まりました。アパートの家主から許可が出るといいですけど。
Jさんがメルボルンに戻って来るまでには、自分のアパートを見つけなくてはいけません。
ということで、
もしかしたら、娘の誕生日を家族でお祝いするのは昨日が最後だったかもしれません。
Jさんのアパートに住むと通勤に車は必要なくなりますから、私のカローラが私の手に戻って来ます。これで、いつでも好きな時に外出できるようになるということで、お母さんの自由も戻って来るというわけです。
嬉しい!
娘が家を出て一人暮らしを始めることを寂しいと感じる人もいるのでしょうけど、私はそういうことに寂しさとかを感じません。娘には自分の人生を好きなように生きて欲しいですから、家を出て自立することはむしろ大きな喜びです。
娘が家からいなくなることを一番心細く感じているのは、おそらく息子です。妹は何でも話せる一番の友達だからです。娘が生まれてから23年間ずっと一緒だった仲良し兄妹ですからね。妹がいなくなったらきっと寂しいでしょう。
そして、娘を目に入れても痛くないほど大事にしている夫は、寂しいでしょうね。大丈夫だろうかと少し心配です。
まあ、しょせんメルボルンですから、車で30分のところに住むんですからね、週末には度々帰って来ると思いますよ。
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