もう一度種を買って蒔いたんですが、この時は1本も芽が出ませんでした。
再挑戦するかどうするか悩みましたが、その頃にはどこのオンラインショップを探してもヨモギの種は見つかりませんでした。
日本の種屋から買うことも少し頭をかすめました。
しかし、オーストラリアは植物の輸入に厳しい規則がありますからね、海外から種を正しく買うのは簡単ではありません。それをこっそりやっている人はいますけど、ある意味犯罪なんですよ。
先月、ふと思いついて再びオンラインでヨモギの種を探していたら、ニュー・サウス・ウェールズ州の「Midsummer Herbs」というハーブの苗や種を売っている店がヨモギの苗を売っているのを見つけたんです。
残り2つだけでしたから、2つ買いました。1つ7ドル50セントでしたから2つで15ドルでした。送料が15ドルで合計30ドル払いましたよ。安くはないですけど、ヨモギを手に入れたかったので即買でした。
ニュー・サウス・ウェールズ州の祝日の関係かお店の方が週末をはさんで休んでいまして、ヨモギの苗を発送したというメールが届いたのは一週間以上経った10月11日でした。
それが昨日届きました。オーストラリア郵便(Australia Post)の速達便で送られていました。速達で1週間かかっていました。
届いたのは細長い箱。どっちが上か下か分かりません。箱の中でカラカラと音がしていました。
その箱を丈夫な紙でぐるぐる巻きに包んであり、テープで固定してありました。
破ることもできないその紙をナイフで切って箱を取り出すと、レーザージェットプリンターのトナーカートリッジの箱が出てきました。
箱の再利用に異論はありません。
箱の両端は丈夫なテープをびっしりと貼って固定してあり、「この中に植物が入っているのなら呼吸ができなかっただろう」というような状況でした。
セロテープをナイフで切っていると、箱の中から乾ききったコンポストのような土のようなものがこぼれ出てきました。丸めた新聞紙を取り出して中を見ましたら、黄色に変色したヨモギの苗木が横向けに入っていました。
根っこ部分は濡らした新聞紙に包んであり、それをナイロン袋に入れた状態で箱に横にして入れてあったんです。新聞紙はまだ十分に濡れていましたが、根っこの周りの土はほとんど乾いていて、苗木はふにゃふにゃ。葉っぱは黄色になっていました。
それでもヨモギのにおいがしました。
大急ぎで根っこ部分をしっかり水で濡らしてから、ヨモギの種を蒔いたけど芽が出なかった植木鉢に植え替えました。植木鉢の土は、最近の雨ばっかりの天気のおかげで水分は十分でしたから、何とか復活してくれると期待しています。
根っこ部分から地下茎が伸びかけていましたので、新しい芽が出ることを期待したいです。
メルボルンの寒さが心配ですか、明日からは少し暖かい日が続くようです。
それにしても、苗木の輸送方法として、細長い箱に横にして入れて、あんなに分厚い紙やセロテープで呼吸ができないほど梱包してしまうというのは正しい方法なんでしょうか。気温が高いと箱の中の温度も上がってしまうと思うんですけど。
オンラインで苗木を買うと、こういうリスクは付き物なんでしょうか。
以前にユズの若木やミョウガを買った「Daley's Nursery」という店の梱包には納得したんですけどねえ。
ヨモギを植え替えてから一日近く経って、しおれていた先っぽが今朝はピンとしています。昨夜も冷たい雨が降りました。現在の気温は真冬並みの8度!
速達で1週間かかったオーストラリア郵便に対しては不満を言うつもりはありません。
新型コロナのロックダウンのために多くの販売店が営業していませんから、食品と生活必需品以外のものを手に入れるにはオンライン販売に頼るしか無いのでして、郵便も宅配業者も取り扱う荷物量が多いために遅れが出ているのです。
夫が先月の終わり頃に注文した防水パンツや防水ヘルメットカバーも、昨日届きましたよ。2週間以上かかっていますが仕方がないのです。
秋に花が咲き、種に期待! 日本なら、道端にある雑草レベルなのにね。
返信削除ヨモギは英語で「Japanese Mugwort」と言うそうです。普通の「Mugwort」はメルボルンでも道端に生えていることもあるそうですが、私にはよく分かりません。野生の草やキノコを食べて死んだという話をよく聞くので、その辺に生えているものを摘んで食べるのは怖いです。
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