政府に家から出るなと言われるまでもなく、ほとんど毎日家から出ることのない暮らしの私ですから、外出規制に不便を感じることはないだろうと思っておりました。
ところが、
やはり秋はメルボルンのベストシーズンなのでしてね、朝晩は寒いですが、お昼には最適気温の20度台まで気温が上がり、夏と違って日差しが痛くないし、春と違ってくしゃみは出ないし、気持ちがいいのです。
どこかに行きたい〜!
と思いますが、どこにも行っちゃあいけません。
そこで、一週間ぶりの食品買い物に出ることにしました。まだ食品はたっぷりあるんですけど、野菜が少なくなってきたというのを口実に。
最初に行ったのは、リングウッド(Ringwood)の ALDI ですが、店内に足を踏み入れて思ったのは、
これはすごい…
何がすごいって、貴方、店内がほぼ完全な静寂!
音楽もないし、とにかく誰も喋っていないし、子供の姿が皆無なのもあって、
シーーーーーン
としているんです。
あそこまで静まり返っていると、「とにかく早く必要なものを買って帰らなくちゃ!」と思いますよ。
ALDI というスーパーは安いのが取り柄ですが、売っている食品の種類が限られているので、必ず Coles というスーパーにも行く必要があります。
いつも利用しているのはショッピングセンター内の店舗ですが、前回行った時に人が多かったので「もう行くまい」と思ったんですけど、あそこにはアジア食品店や八百屋や肉屋や魚屋やパン屋や薬局など何でもあって便利なので、一応行ってみることにしました。
人が多かったら入るのはやめようと思いながら駐車場に入ってみると、
ガラ空き!
簡単に入り口のすぐ前に車を停めることができました。
中に入ると、思った以上に買い物客がいて、普段と変わりませんでした。こちらは音楽もかかっているし、ザワザワと人々の声も響いていました。マスク姿の人も多かったですし、バンダナで顔を覆ったりアンティック風のゴーグルを付けたりしている人もいて、新型コロナウイルスの影響を感じました。
相変わらずパスタと小麦粉とトイレットペーパーは売り切れていました。ティッシュペーパーと卵は品薄ですが、ちゃんと買えました。
他の商品は通常と変わりませんでしたよ。ポリッジ用のオーツ麦もたくさん入荷していました。
商品を買い占めている人などもういません。
あれはまさに一時のパニック買いだったのだなと思います。パニック買いで買い過ぎて食べきれない食品を大量に捨てている人達がいるようです。(怒)
さて、これからまた一週間、家に閉じこもる生活です。
翻訳の仕事をしている英国の会社から、社員の95%が一時解雇状態となったから、連絡があるまで翻訳の仕事はするなとのメールが来ました。随時継続中のオンラインで行っているデータベースの翻訳ですけど、当面の仕事はなくなりました。
一時解雇で収入が途絶えると、皆んな大変だろうなあ…
オーストラリアでも、非常に大勢の人達が失職失業して無収入状態になっています。これには政府が次々と対策を講じています。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためには仕方がないとは言え、多くの場所が閉鎖され、人々の外出が規制され、営業禁止にならなかった販売店や事業所でも営業を続けることができなくなって次々と閉鎖閉店してしまいました。
うちの夫が勤めるツールショップは営業していますが、各地の建築土木工事が作業員がウイルスに感染したという理由で中止になるケースが増えていますから、いつどうなるか分かりません。
新型コロナウイルスの経済影響は計り知れませんが、今は感染拡大を防ぐことが先決です。オーストラリアの連邦政府もヴィクトリア州政府も、感染拡大の阻止に厳しい措置を取っていることに感心します。
経済への打撃が怖くて感染拡大防止措置を徹底しないと、感染拡大の阻止に失敗してさらなる厳しい措置が必要になりますからね。
失業者の増加や企業の倒産のことを考えて、政府が厳しい措置の徹底に躊躇すると、より深刻な影響が出てくる可能性があります。
日本政府はどうするのでしょうか。
お帰りの前に1クリックを!
0 件のコメント:
コメントを投稿