2020年4月12日

せっかくのイースター連休

現在、新型コロナのせいで在宅勤務中という人もいれば、勤め先が営業禁止になったり自主的に休業したりして無職状態になっている人達もいますし、通常通り勤務中という人達もいます。

うちの夫が勤めるツールショップのお客さんは、ほとんどが建築工事関係の仕事に従事してる人達で、彼らはほぼ通常通りに勤務中の人達です。

イースター連休中は、この人達も仕事は休み。

いつもなら、家族や友人とどこかにお出かけするんでしょう。キャンプに行ったり釣り旅行に行ったりね。例年イースター連休は、観光地や人気スポットが多くの人出で大賑わいする時なんです。ヴィクトリア州の秋は行楽の最高シーズンですからね。

ところが、

今年のイースター連休はどこにも行けない。

4日間家の中にいるしかない!

イースター連休の初日は「グッド・フライデー(聖なる金曜日)」です。イエス・キリストが十字架にかけられて処刑された日ということになっているのでして、キリスト教徒の皆さんにとっては非常に重要な日ですから、オーストラリアでは金曜日はほぼ全ての場所が閉まっています。

スーパーだって開いている所はありません。

おそらくこの初日の金曜日だけで、退屈しちゃった人が大勢いるんだと思うんですよ。

だから、土曜日の昨日、うちの夫が勤めるツールショップには大勢の買い物客(おじさんお兄さん達)が押し寄せて、モーレツに忙しくて大変だったんですって。

「何をお探しですか(May I help you?)」と話しかけると、多くのお客は「I'm just looking...」という返事だったそうですから、目的の物があって買いに来ていたんじゃあないんですよ。

要するに、退屈を紛らわしに来ていたってことです。本当は来ちゃあいけないのに。不要不急の用事がない人は家から出るなと言われているんですからね。

気持ちはわかるけど…

私もねえ、翻訳の仕事はないし、結構退屈してきているんですよ。

かれこれもう3週間くらいこんな暮らしですから。

最近はTVドラマや映画に興味が無いし、冬を前にして日当たり最悪の我が家では畑仕事というのも無いし、編み物も最近は手が痛くなるから楽しめないし(それでもやっているけど)、掃除や草取りばっかりやっていられないし。

レシピを考えてお料理をして写真を撮ってウェブサイトに投稿するという楽しみがなかったら、今頃は本当に退屈も極まっているでしょう。

昨日はお昼に「白身魚とブロッコリのドリア」を作りました。


このブログの記事が長文になる傾向があるのも、一日に2回も記事を書いたりしているのも、時間を持て余しているからです。

うちの息子や娘も退屈して来ています。

娘は勉強があるので退屈している暇は無いはずですけど、ずっと家にいてダークな文献を読んでいるので息が詰まってきている様子。

だから暇さえあれば犬の保護施設のウェブサイトを見て、犬のいる暮らし想像して気分転換しています。犬がいるといいのにねえ。

息子は、例の問題が悪化して座っていることが困難なために絵を描くことができず、寝たきりになっている様子です。

お母さんは、立った状態で仕事ができるようにデスクを改造するように提案してみましたけど、どうするんでしょうか。当分手術はしてもらえませんよ。新型コロナのせいで、命に関わらない「Elective Surgery(選択的外科手術、待機手術)」は当面中止となりましたから。

ところで、

友人のエクリーさん夫婦の辞書には退屈という文字はないようで、次々にプロジェクトを計画して「家から出るな」生活を満喫している様子です。昨日は木を1本根っこから掘り出して取り除いたそうです。彼らは家の周りには実のなる木を植えているんです。先日はハイドロポニック(水耕法)の野菜畑も作ったそうで。

こういう人達もいるので、ホームセンターは繁盛しているそうですよ。


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