昨年、メルボルン大学で3年間の学士課程を終了したうちの娘は、今年はスインバーン工科大学で優等学士課程を履修しておりますが、始まったばかりの3月に大学が閉鎖されたのは、もちろん新型コロナウイルスのせい。
大学は閉鎖されましたが、講義も討論も担当教員からの指導も全てオンラインでやっております。わざわざ電車に乗って大学まで通わずとも、勉強部屋から何でもできて非常に便利なんですけど、
人に会わないと身繕いをしないので、毎日パジャマ兼部屋着の上にガウンを着たまま、頭はボサボサ、どんどんだらしなくなる。ビデオ会議アプリで上半身が映るときだけ少しまともなシャツなどを着ていますけど。
しかしねえ、家から出ずに学問に励むことができるというのは、パニック障害などで外出が困難な者には便利なことですよ。娘のパニック障害は、大学への通学は問題なくできる程度に改善しているんですけど、それでも外出するには努力と準備が必要なのでして、まだまだ色々あるんです。
ヴィクトリア州では、小中高校も先週から2学期が始まっていますが、生徒は通学を自粛するよう求められています。基本的に小中高校も授業はオンラインで行い、家で勉強できる人は家で勉強してくださいということです。
ただし、学校は閉鎖されていません。家庭にコンピューターやインターネット環境がない場合や保護者の都合で家にいられない子供達、あるいは何らかの理由で保護が必要な子供達は、学校に行くことができます。学校へ行って、学校のコンピューターを使って、家で勉強している生徒たちと同じ勉強をするのだそうです。
ところが、
インターネットが不通では何もできないのよ!
昨日は朝からずっと不通だったんです。
娘は講義も聴けないし、討論セッションも不可能。講義は良いんですよ、あれはライブで聴かなくても後から録画を見れば良いんだから。でも、他の学生たちとの討論セッションには参加できない。
やれ困ったとイライラしていましたら、午後遅くになってインターネットが回復しまして、夕方からの討論セッションには間に合ったのですけど。
新型コロナのせいで、インターネットの需要はますます高まり、依存度も高まっております。昨日のように不通になると改めてその重要さに気付かされますね。
コンピューターで絵を描いているうちの息子も、関係者とのやり取りにインターネットは不可欠です。息子は家から出ない引きこもり暮らしですからね、友人達ともインターネットで繋がっているわけでして、これが不通となると突然に世の中と隔絶されるんですから。
そう言えば、夏の森林火災で大きな被害が出た地域では、いまだに携帯電話やインターネットが不通の地域があるそうです。携帯電話の普及に伴って公衆電話というのが姿を消しましたが、町にわずかに残っている電話ボックスに列を作っている住人の皆さんの映像を見ました。さぞ不便なことでしょう。
電話とインターネットが使えなくて、更に外出規制とかいうことになると、それは厳しいですよ。
早く普通の暮らしが戻って来ることを祈ります。私達家族が住むエリアでは、それは遠くない話のはず。新型コロナの感染者は減り続けていますから。
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