北半球の北の方の国々では、長い冬が終わり、春がやって来ているのですよね。
お日様が眩しく輝いて、気温が20度を超えるような日には、誰だって屋外に出て公園で日光浴とか、せめてお日様の光を浴びながらの散歩くらいはしたいと思うでしょう。
イースター連休中にお天気に恵まれた国の皆さんにとって、この誘惑に耐えて家の中に閉じこもり続けるのは大変なことでしょう。ご同情申し上げます。
メルボルンは南半球の南の方にある街ですから、お天気の事情は逆です。
天気が変わりやすいことで有名なメルボルンですから、この時期でも初夏のような天気になって、庭に隠してあるチョコレートの卵が溶けちゃうなんてこともあるにはあるんですけど、今年のイースター連休はお天気には恵まれていないようです。
とにかく寒い!
それにしょっちゅう雨が降って、屋外に出たいという誘惑なんてございませんから、新型コロナ禍のイースターにとっては、むしろ天気に恵まれたとも言えるでしょう。
イースターの日曜日には、例年だと義母の家に家族が集ってランチを楽しむのが恒例ですが、今年はそういうこともしてはいけないのですからね。同じ家に住んでいる家族以外の人間が3人以上集まってはいけないのですから。
うちの夫はイースター連休中も仕事でした。今日も仕事です。
夫は通勤に私のカローラを使っていますから、カローラがなければ私はスーパーにさえ行けません。
「家から出るな!」は、いつまで続くのでしょうか。ワクチンと治療薬ができるまで続くんじゃあないかという話もありますが、オーストラリアは世界から孤立していますから、国内の感染拡大が沈静化すれば、外出制限や国内の移動制限は徐々に解除されると思われます。
一番最後の最後まで続くのは、国際的な移動制限です。海外渡航の自粛や海外からの帰国者の隔離措置は最後まで続くと見られています。
外国人の入国が許可される日は、つまり外国人観光客とかがやって来れる日は、世界的に感染拡大が沈静化した時かワクチンと治療薬ができた時でしょうから、まだまだ遠い先です。
ヴィクトリア州では、外出規制やソーシャルディスタンスィング(他者と社会的距離を置く戦略)や商業活動の禁止などの措置は、それほど遠くないうちに少しずつ解除されるのではないかと見られています。
感染拡大のペースがこのまま下がり続けたらの話ですけど。
オーストラリア政府は、ウイルス感染による死者が出るのを防ぐことを最優先に取り組んでいますから、経済被害を防ぐために死者が出るのを覚悟でこうした措置を解除することは考えられません。
しかし、国によっては、こうした措置が深刻な経済崩壊を引き起こすことが危惧されています。経済崩壊によって、ウイルスで死ぬよりも遥かに多くの人が死ぬ可能性があるとか。
ブラジルの大都市サンパウロでは、こうした外出規制や商業活動禁止の措置に反対するデモが行われたそうですね。ブラジルでは経済被害が深刻化しているそうです。
経済被害が深刻化しているのは、ブラジルだけではないでしょうが。
オーストラリアでも、大量の失業者が発生しています。失業者の問題だけではありません。社会が通常通りに動かなくなっているのですから、ありとあらゆる問題が発生しています。
しかし、まずは国民の命を守ることが一番大事という姿勢を明確にしているオーストラリアの連邦政府や州政府を、私は支持します。
政府は大変良くやっていると思います。
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