2020年10月7日

結婚25周年の銀婚式

結婚して25年かあ…

短かったような長かったような。

結婚式当日のことは以前書いた記事「22年目の結婚記念日」でお読みいただくとして、こんなに長く結婚生活を続けられたのは、ひとえに私に逃げる場所がなかったのと経済的に自立していなかったせいなのでございます。

逃げる場所がなくても経済力さえあれば、とっくの昔に家を出て、夫とは別れていたでしょう。

愛想を尽かしたことは数知れず…

でも我慢するしかなかったの。

そうして我慢しているうちに再び夫の良いところも見えてきて、何とか続いたという感じね。

基本的に、うちの夫の良いところは正直だということ。悪い心がない。良いこと正しいことをしたい人であるということ。これは大事です。

それと、最も良いところは、心が優しく他人の痛みが分かる人だということ。人を思いやる心の持ち主で、思いやるにとどまらず実際によく面倒を見るのです。膵臓がんで亡くなった友人を文字通り死ぬまで世話をし続けましたけど、当時私達家族は生活に困窮していて食べることにも苦労していましたし、家族全員が精神的におかしくなっていた時期でもありますが、あの状況で友人を死ぬまで支え続けた夫の姿勢には感心しました。

夫自身が両親の不仲で苦労し、重い障害を持って生まれた妹のことでトラウマを負って育ち、パニック障害や双極性障害などの精神的な病気で苦しんだことなどから、私自身の問題も深く理解してくれましたし、心の病気になった娘を支える様子などは見ていて非常に信頼できます。

片付けをしない、散らかす、汚す、使ったらそのまま、脱いだら脱いだまま、テレビばっかり見る、暇さえあれば寝ている、道具とかを買い過ぎる、身なりに気を使わなさ過ぎる、夫婦で何か一緒に楽しいことをしようとか考えない、

腹が立つことはいろいろありますけど。

この25年間、夫から何かもらったことは数えるほどしかありません。そもそもクリスマスとかバレンタインデーとか、そういう行事に批判的で「オレはしない」と宣言するくらいですし、私の誕生日ですら「ハッピーバスデー」と言うだけで終わりな人でしたからね、

でも、

昨日は、「明日はこれでお祝いしよう」とドメイン・シャンドンのシャンペンを買ってきてくれました。新型コロナのせいでレストランは閉まっていますから、自分で何か美味しいものを作らないといけません。

今晩は、シルバーウェディング(銀婚式)のお祝いです。


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