2020年10月29日

ついに悲願のヘアカット

行ってきましたよ!

ああああああああ、さっぱりした!

私が最後にヘアカットしたのは6月の終わりです。あれから4ヶ月も経っていたんです。

髪の毛は一日に 0.3~0.4ミリ伸びるそうですから、平均よりも伸びるのが速い私は一日0.4ミリ伸びると仮定すれば一週間で 2.8ミリ。18週間経っていますから、50.4ミリ伸びた計算です。前髪が顔を覆うはずですよ。

最近はスタイリングで何とかできるレベルじゃなくなっていましたからね、サイドは耳に引っ掛けて、前髪はヘアピンで留めていたんですけど、マレットヘア風の襟足は重くて重くて。

その重く伸びた襟足も、バリカンであっという間に刈り上げられ、後はハサミで短くサッパリきれいになりました。

美容院内ではずっとマスクを付けていなくてはいけませんから、耳の周りを切る時にはマスクのゴム紐がじゃまになるんですけど、マスクはずっと付けたままでした。

いつも髪の毛を切ってくれているLさんは、この長いロックダウン中は JobKeeper という失業手当のようなものをもらって暮らしていたそうです。

Lさんの旦那さんは、メルボルン空港のトランスポート会社でバスの運転手をしていましたが、新型コロナの第1波の時に失業状態となりました。以来ずっと7ヶ月間失業状態でした。

ただし、その間にも仕事のオファーはあったのだそうです。

それは、帰国者をメルボルン空港から隔離施設であるホテルに送り届けるバスの運転手の仕事でした。しかし、その仕事は断っていたのだそうです。新型コロナに感染している人が含まれていることが確実な帰国者達と接触することが旦那さんにはできなかったのです。

と言いますのも、旦那さんは高齢のご両親の世話もしていたからです。自分のせいで新型コロナに感染すれば、ご両親は死ぬかもしれません。

それで、何ヶ月も失業状態が続いていたそうですが、一人の帰国者から始まった第2波で深刻な被害が出たことで、トランスポート会社が使用しているバスには運転手席から3列目の座席の後ろにスクリーンが設置され、運転手と帰国者が接触しないようする対策が取られたそうです。

安全服やマスクだけでは感染が怖くてできなかった仕事ですが、感染のリスクが無いということで、現在はその仕事をしているそうです。ただし、感染予防には気を使っていて、定期的な検査も受けているそうです。週4日で一日4時間というパートタイムですから収入はしれているんだそうですけど。

オーストラリア人の海外旅行は来年も許可されないという話ですから、Lさんの旦那さんの仕事は国内旅行がどうなるかにかかっているわけです。国内旅行が通常通りに戻らなければ、他の仕事を探すしかないとおっしゃっているそうです。

Lさんとは、お互いマスクのせいで顔に大汗をかきながら、久しぶりにおしゃべりしました。

私が心配していた通り、Lさんは営業再開以来休み無しで髪を切り、髪を染め、手を酷使しているのと一日中立ちっぱなしが続いているせいで、手も痛いけど腰にも来ていると言っていました。

これからも毎日予約で埋まっています。日曜日だけが休みだそうです。

規制が緩和されて別世帯の家を2人までなら(子供は別)訪問できるようになりましたから、親戚のおばちゃん達が髪の毛を切ってくれと電話をかけてくるんだそうですけど、疲れているLさんは、親戚の人達の頼みにウンザリしているそうで、電話には出ないようにしていると言っていました。頼まれたら日曜日も仕事だとウソをつくとも言っていましたよ。

気持ちは分かります。

毎度毎度親戚から無料サービスを期待されて、休みの日もヘアカットとかさせられたらそりゃあウンザリもしますよ。特にクタクタに疲れている時には。


美容院からの帰りに、Spotlight というお店に毛糸とキッチン用品を買いに行きました。その店の隣には電気製品の販売店が入っているんですが、広い駐車場が満車状態だったのでびっくりしました

お店の中もお客でいっぱい。毛糸売り場もおばちゃん達でいっぱい。レジには30メートルくらいの列ができていました。

帰りにスーパーに寄って帰ろうとショッピングセンターに行きましたら、車を停める場所がありませんでした。ほぼすべての店が営業を再開したようです。

このものすごい人数の買い物客の中に一人でも感染者がいれば、あっという間に感染は広がるんだろうなと思いました。

レストランにもカフェにも人が詰めかけていますけど、皆んさん気を付けなくちゃあいけませんよ。

ルールを守ること。マスクの着用、他者と間に距離をとること、手洗い消毒。そして、少しでも新型コロナが疑われる症状が出たら検査を受けることです。


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