2017年10月7日

22年目の結婚記念日

何を隠そう、今日10月7日は、私たち夫婦の22年目の結婚記念日です。結婚する前から一緒に住んでいるので、もう24年近くも一緒にいるのでございます。

私達は手作り結婚式を計画しました。

入籍は午前中にメルボルンの婚姻登記所で家族と一緒に行い、午後から親戚友人達を呼んでの結婚式を夫の両親(当時はまだ離婚していなかった)所有の牧場の丘の上で行い、パーティーは自宅で行うことにしていました。

料理も自分たちですることにして、ウェディングケーキだけは義妹のリアナが手作りしてくれることになっておりました。

あの日の朝は少し肌寒かったものの、春の青空が広がって、家の周りはリンゴやライラックやアイリスなどのたくさんの花がほぼ満開で、とても美しかったのを覚えています。

婚姻登記所から帰宅し、ウッドデッキにテーブルをセッティングし、花を飾り、グラスやお皿を並べ終え、料理の準備も日本からやって来てくれた私の母の手を借りて順調に進んでいた頃、

それまで太陽の輝いていた空に、たちまち黒い雲が起きて青い空をどす黒く染め、雷鳴がとどろき、烈しい風が吹き始めてテーブルのクロスも花も吹き飛ばし、にわかに豪雨が大地を打ちたたいて、私を絶望の底へと突き落としたのでありました!

何もかも、ベチャベチャグジャグジャドロドロ。

結局、結婚式は私達が住んでいた小さな家のキッチンで行いました。招待した親戚友人達でギュウギュウ詰め。でもね、とても思い出に残る良い結婚式でした。

パーティーは流石にそのキッチンでは無理だったので、同じ敷地内にあった夫の両親宅で行いましたが、あのね、手作り結婚式は良いですがね、料理まで自分達でやろうという計画は、絶対にやめた方が良いですよ。

パーティーの中心であるはずの花嫁が、お料理でクタクタになり、お客様たちとゆっくり話をすることもできず、とにかくもう大変すぎるのでね!

さてさて、22年の結婚生活。

私達の場合、楽しいこと以上に辛いことがたくさんありました。心の病気のせいで収入が途絶え、貧困で食べていくことも困難になった時はしんどかったな。「うつ」になると、前向きに考えられませんのでね、結婚生活の危機は何度もありましたけど、危機のたびに修復して来れたのは、基本的に夫の誠実で思いやりのある人柄を愛しているからだと思います。

夫がどうして私と一緒に居続けられたのかは知りませんけど。

夫は、土曜日の今日も仕事です。朝寝坊をしてしまった私は、今朝夫に会っていません。(夫婦別寝室ですからね!)申し訳ない…。

何か美味しいものを作ってお祝いします。

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