2025年4月1日

陰謀論でエスカレートして行く友人

私達夫婦の長年の親しい友人がドナルド・トランプに取り憑かれて、荒唐無稽な陰謀論まで信じ込んで人が変わってしまったようになった話を「陰謀論に洗脳された友人」という記事に書いたのは、昨年の9月のことでした。

あの出来事が原因で友人を失うようなことにはなりたくなかったんですが、あれから半年以上が経ちますが、その友人に会ったのは一度だけです。定期的にお互いの家で晩ご飯を一緒に食べる仲だったんですけど。

先週、うちの夫は久しぶりにその友人に会ったそうです。そして、友人が蒸留水器を購入した話を聞きました。

浄水器と言うのはよく聞きますね。浄水器と言うのはフィルターで水道水に含まれる不純物をろ過する道具です。水道水に塩素消毒剤を添加した際に発生する物質はカルキ臭の原因となるので、それを取り除くために浄水器を利用している人は多いと思いますけど。

友人が購入したのは浄水器ではありません。蒸留水器です。

水を沸騰させて出来た水蒸気を冷やして水に戻す機械です。水が蒸発する際に不純物とは離れますから、ほぼ純粋な水を作り出すことが出来るわけです。友人は、家での飲食には蒸留水器で作った純粋な水を使っているんだそうです。

理由は、米国のトランプ政権で保健福祉省長官を務めるロバート・ケネディ・ジュニア氏が主張する「水道水に添加されているフッ素の危険」を知ったからだそうです。ケネディ氏は、反ワクチン陰謀論者として知られる人ですよ。

科学者でも何でもない人ですが、明確な科学的根拠を示さずにワクチンと自閉症を結びつけたりして、ワクチンに反対して来た人です。新型コロナのワクチンを「人類への犯罪」とまで言った人ですよ。最近、ワクチンに対する発言を少し変えているようですけど。

このケネディ氏は、水道水に添加されているフッ素のことも批判して来たのです。

フッ素が虫歯の予防に効果があることは広く知られていることです。歯磨きにもフッ素が含まれています。フッ素化合物は自然に存在するミネラルですが、高濃度の場合には問題になります。それはどんな物質にも言えることで、適度な量なら人類に利益がある物質も量が多過ぎると害になるのは良くあることです。

塩や砂糖だってそうでしょう?

私が生まれ育った地区は、町内でも水源が異なっていて、この地区で育った子供だけが非常に硬いけれども薄茶色や黄色に変色した歯を持っていました。小学校の保健の先生がこの事に気づいて、この地区の水道水に高濃度のフッ素化合物が含まれていたことが分かったという出来事がありました。

現在日本では水道水にフッ素は添加されていないそうですが、天然のフッ素化合物は、地域によって濃度の違いはあるにせよ、どの水道水にも含まれています。

米国やオーストラリアでは、フッ素の添加や濃度の調整が行われています。

ケネディ氏は、フッ素が子供のIQ低下の原因になるとか、脳の神経細胞に影響を与えると批判していて、水道水にフッ素を添加するのを止めさせると公約していました。

私達の友人は、このケネディ氏の主張に完全に洗脳されたようです。1リットルの水を蒸留するのにどのくらいの時間と電気代がかかるんでしょうか。ペットボトルの純粋な水を買った方が安くて早い気もします。

自宅以外で飲んだり食べたりする時はどうするんでしょうか。

食品添加物は平気なんでしょうか。水道水に含まれるフッ素よりも心配な量の合成添加物がお店で売っている食べ物には入っていますけど。

この友人には、会う度に聞いているのも不愉快な話題が出るようになっています。フッ素の話くらいならいいですけど、根拠のない陰謀論などは黙って聞いていられません。しかし、こちらの意見を話せば口論になりますから、この友人には会いたくなるなるのですよ。

とても良い人なので一生良い友達でいたかったけど、残念なことになって来ました。


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