うちの娘のことです。ちなみにうちの息子も、もう一年くらい運転していません。お尻が痛くて座れないんですからね。
学校へ、ダンススクールへ、習い事へ、お友達の家へと、子供達が幼い頃から送り迎えをしてきましたが、18歳になったら運転免許をとって自分で運転して何処へでも行くようになるに違いないと思っていたのに、そういうことにはならなかったです。
まあ、息子は、お尻が痛くて座れなくなる前は、時々外出するのに私の車を借りて自分で運転していましたし、メルボルン市内に行く時などはバスで行っていましたから、私が送り迎えをする必要はあまりなかったのですけど。
娘は長い間バスには乗れませんでしたから、送り迎えが必要でした。
バスに乗れるようになってからもバスは出来るだけ避けたいらしく、特に行きのバスに乗るのはまだ相当にストレスを感じるらしく、いつも駅まで送ってくれと頼まれます。帰りのバスは、必要なら乗れるのですが、夕方以降は乗りたくないそうで、迎えに来てくれと頼まれます。
しかし、ついに運転試験に合格しまして免許を取得しましたからね、これでもうバスに乗る必要もなくなったわけですよ。自分で運転して出かけるようになるだろうと思っていたんです。
私のカローラは、息子や娘も運転するということで車両保険に入っていますから、私が出かける予定のない日は、自由に使ってくれて良いんです。
ところが、
今はまだ不安が強くて、一人で運転して出かけることはできないんですって。一人で運転して出かけるための練習が必要なんだそうです。
ですからね、お母さんは相変わらずタクシーをやっているわけです。
先週は、月曜日から土曜日まで6日間連続でメルボルンに行きました。月曜日から水曜日までの3日間は例の心理クリニックの受付の仕事。木曜日と金曜日はメンタルへルス救急法の講習。そして土曜日は、接近戦闘術クラヴ・マガの自己防衛術のクラス。
家から出られなかった頃のことを思えば、こんなに活動的になった娘のことは嬉しく思いますけど、毎日毎日の駅までの送り迎えというのがね、精神的に大変なんですよ。
早くお母さんを自由にしてください!
と、心の中から叫びたい気持ちなんですけど、
そんな事は言えません。毎日我慢してタクシーをやっています。
夜暗くなってから駅まで迎えに行くのは苦手なので、夫がやってくれます。娘に大甘のお父さんは、どんなに仕事でくたびれていても、娘に頼まれると迎えに行きます。
夜遅くにバスで帰ってくるのは心配なんでしょう。バス停から家まで、街灯なんてほとんど無くて真っ暗ですし。どこでいつ誰に襲われるかわからないという心配があるので、自己防衛術を習っているわけですけどね。真っ暗な夜道を娘一人で歩かせたくないお父さんは、迎えに行くのです。
駅じゃあなくてメルボルン市内まででも、頼まれれば迎えに行くでしょう。
本人は、今年中に家を出てメルボルン市内に近い場所に住むと決めているんですから、本当にそうなることを願っています。働いているクリニックまで我が家から1時間半近くかかりますからね。もっと近い場所に住めば楽になるでしょうから。
こんな愚痴を書いていますけど、暗いトンネルの中にいた時期を思い出すと、ここまで回復したことを感謝しないといけませんね。
それでもやっぱり、毎日毎日タクシーをするのはうんざりなんです。
子供達が早く独り立ちして、親に頼らず、それぞれ自分で好きなように暮らして行く日が来ることを願っていますが、家賃がバカ高いメルボルンですから、経済的にそれができるようになるまでは、親と一緒に住むのは仕方がないとは思いますけどね、仕事や遊びで出かける度にお母さんがタクシーをするのは、もう本当に勘弁してもらいたいのです。
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