2021年3月3日

心理カウンセリング

心理カウンセリングというのは、正しく行えば確かに効果があります。「正しく行えば」というところが重要です。効果的なカウンセリングができる人とそうでない人がいることは、実際の経験から分かったことです。

うちの娘は、幼い頃の吃音に始まり、小学生の頃には抜毛症(髪の毛を抜いてしまう病気)、ハイスクールに入った後はOCD(強迫性障害)に摂食障害にパニック障害にと不安障害の症状が続き、心理カウンセラーにはお世話になってきました。

治療を受けた心理カウンセラーの中には全く役に立たない人もいたんです。「この人はダメだ」と思ったら、早く他のカウンセラーを探した方が良いです。完全に時間とお金の無駄になった人もいましたから。

うちの娘は良いカウンセラーに出会えたので幸運でした。

抜毛症が分かった時に紹介された子供専門の心理カウンセラー Kirsten Chalmersさん(MyTurn2Talk)との出会いが、回復へのスタートでした。

今年になって、再び運転実技試験に挑戦することを決めた娘は、Chalmersさんのカウンセリングを希望したのですが、Chalmersさんは現在家庭の事情で診療を休んでおられますので、娘はChalmersさんに紹介してもらった心理カウンセラーに会っています。

カウンセリング料金は1時間200ドル近くしますが、まずGP(かかりつけの一般開業医)に相談して治療プログラムを作ってもらいましたので、娘の場合は料金の半分以上が公的医療制度のメディケアでカバーされます。

オーストラリアでは、健康上の問題があれば、まずGPに相談するのが普通です。GPは必要があると判断すれば、専門医への紹介状を書いてくれたり、専門医を探してくれたりします。

心の病気に関しても、オーストラリア在住の方で心配なことがお有りの方は、まずはGPに相談してください。

さて、

大学の4年間の勉強が終わり、次の修士課程の前に就労経験が必要なうちの娘は、様々な新しい難題に直面しております。

知らない場所に行く、面接を受ける、全てがストレスの元なのでして、不安障害がまだすっかり治っていない娘には、どれも簡単にできることではありません。おまけに、本人が言うところの人生最大のトラウマになっているという運転技能試験に再挑戦することを決意したことで、再びカウンセリングを受け始めたわけですが。

カウンセリングの効果は大きかったようです。

頭の中の整理が進んでいる様子で、どうやって論理的かつ現実的に対応していくかということを心理カウンセラーとの話し合いで再確認しているようです。

金曜日の運転試験ですけど、起こりうる状況は十分に理解しているらしく、どう対応するべきなのかということも頭の中では分かっているようです。もしも再び不合格となった場合の対応も、当然考えてあるはずです。


昨日のプロの指導員による1回目の運転教習は、大変役に立ったそうです。父親から教えられていたことの中に間違っていることがあったことも分かったそうです。

縦列駐車がどうしても上手く行かないのですが、その指導員に教えてもらったやり方で上手く駐車できるようになったそうです。父親に教えてもらったやり方は正しくないと言われたそうです。

ほらね、だから私は、うちの夫が言うことをうのみにするなといつも言っているんですよ。

それにしても、前回の試験前にもプロの指導員の運転教習は受けていたんですけどね、前の指導員からは教えてもらわかなかったのでしょうか。

まあとにかく、大変楽しい教習だったようで、娘がとてもリラックスしているのを見てお母さんもリラックスしました。


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