これで汚臭とはおさらば!
長かったわ。
長かったわ。
最初にこの問題について「漂う汚臭とセプティックタンク」という記事を書いたのは、なんと昨年の8月14日ですよ。
セプティックタンクというのは、水洗されたおトイレの排水を貯める汚水浄化槽です。下水道のない田舎環境に住んでいますので、我が家にはセプティックタンクが設置されているのです。
このタンクで細菌を利用した処理を行い、上澄みの汚水は土壌処理されます。
上澄みの水を排出する排水管には穴が開いていて、水はその穴からしみ出して周囲の土壌に吸収されるのですけど、排水管の周囲には水がしみ込みやすい小石や砂が敷き詰めてあります。
通常ならセプティックタンクのせいで臭いがするようなことはありません。
ところが、排水管の穴が詰まったのか汚水が排水管の先に設置してある小さなマンホールみたいな穴から出てきて、周囲がぬかるんでいたのです。
この時は、セプティックタンクを空にしてもらうということで対応しました。ところが、すぐにセプティックタンクは排水でいっぱいになり、問題は再び悪化。
今度はぬかるむどころじゃあなくて、汚水の水溜りができているという記事を書いたのが10月15日。汚水の水溜りはだんだん大きくなって池になり、汚臭が耐え難く、外に洗濯物を干すこともできなかった今年の夏も終わりまして、今はもう3月の半ばですよ。
やっと工事に来てくれました!
同様のトラブルを抱えた人が大勢いて、業者のおじさんはお大忙しだったそうです。
新型コロナのせいで日常的に家にいる人が増えておトイレの排水量が増えたことと、昨年の雨の多い天気が影響したそうで。
工事は最も安上がりの簡単なものです。排水があふれ出ていた穴に新しい排水管を接続して、排水をこの新しい排水管で土壌処理するという工事です。
排水管にはこのような穴が開いており、周囲には小石を詰めています。
10年もすれば、また新たな工事が必要になるかもしれないそうですけど、その頃にはもう私達はこの家に住んでいないでしょう。
とにかく、これで洗濯物を外に干せるようになりますよ。
上の写真を撮ったのは昨日の朝です。
午後には、工事は終了しました。もうどこに排水管を埋めたのか分かりません。
ミニショベルのシートの後ろにパラソルを付けているのは、おじさんの日焼け防止です。皮膚がん予防に重要です。ちゃんと気を付けているんですね。
作業中に我が家の前の道を歩いていた人が入ってきて、業者のおじさんと工事の話をしているのが聞こえました。その人も工事が必要なようです。
業者のおじさん、大忙しの日々が続きます。
こうした上下水道工事業者をプラマー(Plumber)と呼びますが、「プラマーは儲かるらしい」という記事に書いた通り、オーストラリアでは時給が最も高額な職種の一つです。
ちなみに、この新しい排水管を埋める工事の費用は、2700ドルでした。消費税を入れると2970ドルです。ほぼ3000ドルですよ。日本的感覚からすると30万円という値段ですよ。
本当にもう、どうやって払うの!
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