2021年3月2日

トラウマ克服なるか

緊張の金曜日が目前に迫って参りました。

実はですね、今週の金曜日に重大イベントが予定されているんです。

話題にしてもいけないし、大変気になりますけど気にしていないふりをしなくちゃあいけないんです。

どういう重大イベントかと言いますとね、

うちの娘が3回目の運転実技試験を受けるのです。

「三度目の正直」になるか「二度あることは三度ある」になるか、私は緊張しています。

(緊張しているということを誰にも言えません。これを書いているだけで心臓がドキドキしてきます。)

娘はね、不安障害(あの頃はパニック障害)に苦しんでいる中で運転の練習に励み、それも1年半も練習し、本人も自信がついて、親も運転技術的には十分に上手だと思いまして、なんとか実技試験を受けに行けたんですけど、ちょっと考えられないようなミスをして不合格になりました。

その後、再び運転練習に取り組めるようになるまで時間がかかりましたが、あの時は兄であるうちの息子も運転試験を受けることにしたので競争意識から頑張れたというのもあったのですけど、再び実技試験を受けに行くことができました。

もうね、試験当日なんて、ちゃんと家を出られるかどうかが心配だったくらいです。

兄の「超ビクビク運転」に比べると「ちょっと自信ありすぎ運転」の娘は、技術的には何の問題もなくて、絶対に合格するだろうと思っていたんですけど、1回目の試験の時と全く同じ場所で全く同じミスをして不合格になりまして

その翌日に、兄がノロノロ運転で速度遅すぎの減点があったものの合格となりましてね、激しく落ち込みました。これがトラウマとなった娘は、もう二度と運転はしないと宣言していたんです。

ところが、就職活動において応募できる求人が運転免許を持っているかどうかで大きく違ってくることや、いつも送り迎えまでして遊びに連れ出してくれる友達のCちゃんのこととか、どこかに出かける度に誰かに運転を頼まないといけない不便から、いろいろと考えたようなんです。

再び運転試験を受けることを決意し、そのためにいつもお世話になっているミッソ医師の診察を受けて治療プログラムを作ってもらい、心理カウンセラーのカウンセリングを受け始めたんですよ。

子供の頃から大変お世話になったカウンセラーの Kirsten Chalmers さんに推薦していただいたカウンセラーに隔週ごとに会っています。

そのカウンセリングの効果なのかどうなのか、最近次々に新しいことに挑戦をしている娘です。オーストラリア国防軍への入隊に挑戦しましたし、アルバイトも始めましたし、今週の土曜日からは接近戦闘術「クラヴ・マガ」の12週間コースも始まります。

しかし、なんと言っても、最大のハードルが、

金曜日の運転実技試験なんですよ!

(おっとこんな大きな文字で書いてはいけないかも。)

娘は父親に仕事を休んで運転試験場まで一緒に行ってくれと頼みました。もちろん父親はシフトをやりくりして有給休暇を取りました。

(ああ、こうして書いているだけでも私の心臓は破裂しそうです。)

もしも再び不合格ということになっっても、「また次があるよ」とか「いつかは受かるよ」とかそういうことも言ってはいけません。とにかく何も言わないでくれと頼まれています。

今日から3日間、運転試験の予約時間と同じ時間帯に、プロの指導員から教習を受ける予定です。こういう事はすべて娘が自分で決めて手配したのです。

お母さんにできることは、このことを話題にせずただ黙っていることだけ。あとは美味しいものを作って食べさせることくらい。特に甘いもの。ストレスのせいで甘いものが食べたくなるらしいから。

(ああ、考えるだけで緊張してくる。)

私ね、お百度参りする人の気持ちが分かります。できるものならやってます。


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