その機械を持っていることは持っているけど、昨日は持っていなかったんですって。
何だそれ!
この日、修理の人が来るから家にいた方がいいかもしれないと言って仕事を休んでいたうちの夫は、それでどうしたかと言うと、プラマーのおじさんがケーブルを切ってしまったと夫が記憶していた辺りをつるはしで掘り始めたのです。
ところが、見つかりません。
Telstra の請負業者のおじさんは、ケーブルの場所が分からないのでは話しにならないので、次の仕事に行ってしまいました。
ケーブルが見つかったら連絡することにしていた夫は、もっと深く掘りましたが見つかりません。記憶違いだったかもしれないと、別の場所も掘りましたが見つかりません。溝を掘ればいつかは見つかるだろうと溝まで掘りましたが見つかりませんでした。
石のようにカチカチの粘土質の土です。あっちを掘ったりこっちを掘ったりして疲労困憊しても、地面にへたり込んで掘り続けた夫。
それでもケーブルは見つかりません!
ケーブルを探知する機械を持っている人はいないのか!
いました。
それはプラマーのおじさんです。ケーブルを切ってしまった張本人です。夫がおじさんに連絡したところ、プラマーおじさんは直ちにやって来ました。
最初から連絡しろよ!
プラマーおじさんがケーブルを探知する機械で見つけた場所は、夫が掘り返していた辺りとは全く別の場所でした。
プラマーおじさんは、お昼ご飯を食べてからミニショベル持参で手伝いに来ると言って帰って行ったのですが、その後もずっとつるはしで掘り続けていたうちの夫。何としてもケーブルを見つけたい夫は、掘るのを止められなかったのでしょう。
それとも、
久しぶりの土を掘る仕事を楽しんでいたのかもしれません。
うちの夫は、木の根っこを掘るのが大好きで、それも大きな木の根っこならなおさらで、何日もかけて掘り、ついに根っこを掘り出した時の達成感と充足感は素晴らしいのだそうです。
ということで、つるはし以外にもいろいろ土を掘る道具を持っています。
掘り始めたら目的を達成するまで止められないし止まらないという、そういうやつだったのかもしれません。
それはともかく…
午後1時頃、プラマーおじさんがミニショベルを積んでやって来ました。
ミニショベルは、小さくてもすごいパワーですね。あっと言う間に溝を掘り、ケーブルを見つけましたよ。ケーブルは白いチューブに入っていました。
下の写真は、家に最も近い場所のケーブルです。道路沿いのケーブルの場所も見つけました。ケーブルは、その間を直線に埋設されていなくて、くの字型に曲がっていました。プラマーおじさんの機械とミニショベルのおかげで、30分ほどで見つけることができました。
手前にある細長い穴が開いている白いのは、先日埋めたおトイレの汚水処理用の排水管です。排水管の方が上になっています。ケーブルの方が上になるようにしてあると思ったのに。これじゃあ汚水がケーブルに染みていくじゃあないんですか?
ケーブルはチューブの中に入っているので、汚水が染み込むということは無いのですけど、気持ち的にアレですよ。
とにかくケーブルが見つかったので、直ぐに Telstra の請負業者の糖尿病のおじさんに連絡をしました。糖尿病のおじさんは、2時半頃にやって来ました。
この時、私も外に出て挨拶したんですけど、この人は「おじさん」と呼ぶには若すぎる人でした。おそらくまだ30代でしょう。失礼しました。
早速、白いチューブからケーブルを引き出して、切れた箇所を繋いだりはせずに道路から家まで新しいケーブルに取り替えました。チューブは、割れた箇所の前後数メートル分を新しいチューブに取り替えて埋設し直しました。
溝は少し浅い部分があります。本当はもっと深くしないといけないそうです。こんな浅い溝に埋設したことがバレると、この人はトラブルそうですから、皆さん内緒にして下さい。我が家の敷地はカッチカチの石のように硬い粘土なので、穴を掘るのは大変なのです。
それにしても、このケーブルの修理をしてくれた人ですけど、迅速かつ実にプロフェッショナルで、真面目に一生懸命頑張る人でした。
家まで敷いた新しいケーブルを床下に潜り込んで接続し直して修理は完了です。我が家のインターネットは、4Gから本来のNBN(光ファイバー回線)に戻り、大変速くなりました。
ぜひキャロットケーキとコーヒーをお出ししたかったですけど、糖尿病ですから。
代わりにと言ってはなんですが、ぜひグーグルの口コミで高評価したいと思います。
溝を土で埋めるのは自分達でやるからと夫が言ったので、この修理の人は直ぐに次の仕事に向かいました。溝を埋めるのは、うちの息子と私がやりました。夫は「ボクの腕は死んでいる」と言ってソファから起き上がってきませんでしたので。
今日は筋肉痛でお困りのようです。
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