2021年3月20日

プラマーは本当に儲かるらしい

セプティックタンクの汚水処理用排水管を新しく埋めた工事費用の請求額2970ドル(税込み)には、うちの夫も「えええっ!」と絶句していました。

私は昨年から収入ゼロが続いておりますので支払いは夫が頼みですが、夫はそれほど動揺しなかったし「仕方がない」と言っていましたから、何とか払ってくれるんでしょう。

複数の業者から見積もりを出してもらってから安いところを選ぶという事ができればそうするべきなんでしょうけど、いつもあのおじさんに見積もりなんて聞かずにお願いして、後で請求額にびっくりするということになっています。

いつだったか、トイレの便器に接続する排水管との境目から水が漏れていたのを粘土のようなものを塗って直してくれた時にも、修理代は確か200ドルくらいでした。

その粘土のようなものを塗れば良いだけだと分かっていたら、私でも簡単にできましたけど。
 
作業には30分もかからずに、たったあれだけで200ドルも取るとは、プラマー(上下水道工事業者)が儲かる仕事だということがよく分かります。

以前住んでいた家の隣人で、高齢のマケドニア人移民夫婦の4人の息子のうち、長男はプラマーでしたが、隣人の話ではプール付きのすごい家に住んでいるとのことでした。

当時の私は「うつ」からの回復期で、仕事を探しているという話をしたら、「プラマーはいいぞ!」とおっしゃったんですよ。

上下水道の不具合や故障は誰にでも起きることですし、現代人の生活に不可欠なサービスですからね、仕事はいくらでもあるのです。

オーストラリアで、トレイズマン(Tradesman)とかトレイディーズ(Traidies)と呼ばれる人達は、建築工事や道路工事関係の仕事をする人達ですが、そういった特定の技術を必要とする仕事をトレイズ(Trades)と呼びます。

ServiceSeeking というトレイズ関係の情報を扱うサイトのレポートによりますと、オーストラリアのトレイズマン達の平均年収トップ20は、次の通りです。

  1. プラマー(Plumber)$110,000
  2. コンクリート業者(Concreter)$107,500
  3. 建築施工者(Builder)$103,750
  4. 床張り業者(Flooring Company Tradesperson)$103,125
  5. 大工(Carpenter)$102,424
  6. 土木工事の土盛り掘削業者(Earthworks Contractor)$94,167
  7. レンガ積み業者(Bricklayer)$92,500
  8. 建築設計業者(Building Designer)$91,111
  9. 冷暖房設備施工者(Air Conditioning and Heating Technician)$90,455
  10. 照明施工者(Lighting Installer)$90,000
  11. 造園業者(Landscaper)$88,750
  12. 壁塗り業者(Renderer)$87,500
  13. 電気工事業者(Electrician)$85,972
  14. 引越し業者(Removalist)$84,167
  15. 石膏左官業者(Plasterer)$82,500
  16. 屋根施工業者(Roofer)$81,364
  17. ペンキ塗り業者(Painter)$80,946
  18. 害虫駆除業者(Exterminator)$78,000
  19. 建築検査官(Building Inspector)$77,500
  20. 家屋の各種修繕など何でも屋(Handyman)$73,200

プラマーは堂々の1位ですよ!

平均年収が1千万円以上なんです。

人口が増え続け、不動産バブルは弾けるどころはますます膨らみ続け、住宅の建築ラッシュが続くメルボルンでは、高等教育を受けた人々よりもトレイズマンの方がマシな暮らしをしている場合が多いというのも納得なのでございます。


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