2021年1月1日

新年は新型コロナとともに

明けましておめでとうございます。

昨年の今頃、ヴィクトリア州では森林火災が大問題になっていました。年が明けてから更に悪化しました。

今年のお正月は、新型コロナが問題です。

11月に入ってからずっと新規感染者がゼロだったメルボルンでは、規制も徐々に緩和されて市民の暮らしも元に戻りつつあり明るい見通しだったので、マスクの着用義務も終わりにしてもらいたいという声が上がっていましたけど。

30日の夜に感染者が3人見つかったというニュースがあって、大晦日には更に5人の感染者が見つかって、これからしばらくの間は感染者が増え続ける可能性が大きいそうです。

シドニーではクリスマス前にクラスターがいくつか発生して感染者が急増していたのですが、そのシドニーからクリスマス前にやって来た人から感染した人達は、症状が出るまでの数日間にレストランに行ったり買い物に行ったりと様々な場所を訪れているのです。

徹底的な感染経路の追跡調査と接触者の検査をやっているそうで、感染した可能性がある人達は皆んな検査をして結果が出るまでは隔離されているそうですけど、感染していた人達が訪れていた場所での不特定多数の接触者を全員把握するなんて無理なんですからね、保健省のウェブサイトには要注意場所と訪問日時が掲載されています。これらの場所を問題の日時に訪れた人は、自主的に検査を受けてくださいということです。

本当に新型コロナウイルスの感染力は凄いですね。

検査を受けられる場所はヴィクトリア州内各地にたくさんあります。保健省のウェブサイトに検査場所の地図が載っています。うちの夫も検査を受けましたが、結果が出るまでに時間はかかりませんよ。

感染者が増えたことで、緩和されていた規制が直ちに厳しくなりました。屋内は全ての場所でマスク着用が再び義務となりましたし、一日で30人までが屋内で集まることが出来るようになっていたのに15人までと変更されました。これからの感染者の増え具合では更に厳しい規制が戻ってくる可能性があります。

ところで…

オーストラリアでは年越しにつきものの「花火」ですが、昨年は「森林火災が発生しているのに花火を打ち上げるなんて非常識だ」という声が上がり、大論争になったのですけど、結局メルボルン市をはじめ多くの市町村で年越し花火は実施されました。

しかし、今年はメルボルンの花火は中止されました。私は花火の音を聞きましたからどこかでやっていたんでしょうけど。

シドニーの年越し花火は、時間を短縮してシドニー中心部への立ち入り禁止で行われましたが、見物人は思った以上に出ていましたよ。

人が集まればウイルスは広がるんですからね、とにかく人が集まらないようにしなくてはいけません。でも、これを人々の自主性に任せて「集まらないようにしましょう」と呼びかける程度では、必ず集まって好き勝手する人達が出ます。だから、法的に強制力を持ったやり方で「禁止」にしないとダメなんです。

メルボルンのセントキルダビーチや中心部のフェデレーションスクエアには、大晦日に大勢の人が集まっていたそうですけど、屋外でのマスク着用が義務ではなくなっているので、多くがマスク無しで密集していました。

あの何百人もの人の中に感染者が一人もいなかったことを祈りたいですね。

メルボルンでは、市内の飲食業をサポートするとかで大晦日と元日はイベントが企画されましたけど、再び感染者が増え始めた状況で飲食店での飲食を奨励するということになってしまい、保健省は冷や汗をかいているに違いないです。

オーストラリアでは、3月から始まることになっていた一般市民へのワクチン接種が前倒しとなり早めに始まると聞きました。次々に複数のワクチンが各国で承認されて、欧米では接種が始まっています。オーストラリアでも早く始まって、このワクチンが効果を見せて、新型コロナ禍が今年中に終わって欲しいです。

それが新年を迎えての願いです!

個人的には、早く息子のお尻が良くなりますように。早く娘が就職できますように。そして、私はとにかくどこかに旅行したいです。8年半の間この街から出ていないんですから。


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