2021年1月17日

ズッキーニはもうオシマイ

私の園芸経験からすると、ズッキーニというのは育てやすい野菜の一つだと思います。

特に何もしなくても、水やりさえちゃんとしていればぐんぐん育って、ゴロゴロとズッキーニができる。それも食べきれないほどできる。注意すべきは、たくさん植えすぎないこと。

ピーマンもインゲンもトマトもキュウリも、育てるのが難しい野菜ではないと思うんです。

レタスやコリアンダーは温度変化の影響を受けやすいという印象があります。メルボルンの天気は気温の上下が激しいので、ちょっと気温の低い日が続くとすぐに花を咲かせにかかって、ろくに収穫できないままシーズンが終わってしまうことがよくありました。

また、葉野菜は、メルボルンの夏につきものの「高温乾燥強風」の日に枯れてしまうという危険もあります。何度もそういう事がありました。日陰の気温が47度を超えて強風が吹き荒れたブラックサタデーの日には、 レタスやチャードが茶色い紙のようになってしまいましたからね。

野菜栽培に数年間取り組んでみた結果、私は夏場の野菜栽培はもうしないと決めたのでございます。暑いのが苦手な私は、毎日朝晩の水やりに辟易しましたし。

それを知ってもったいないと思ったのが、うちの娘。

せっかく大きな箱型野菜畑が2つもあるのに、そしてその箱型野菜畑に日が当たるのは夏だけなのに、夏に野菜を作らなくていつ作るんだと。

日照問題のことですけど、迷惑行為連発の北隣り家が我が家との境界に植えたヒノキが大きく育ったのと、他にも無数の大木があるのですけど、それらの木の陰になるもんですから、我が家の北半分には夏以外はお日様が当たらないのです。

それに箱型野菜畑は、家からかなり距離があるんですよ。

これまで園芸には関心を見せなかった娘が、突然自給自足を夢見るようになりまして、自分で苗を色々買ってきまして(というかオンラインで注文してそれを受け取りに行くにはお母さんがタクシーをしたんですけど)たくさん植えました。

そして、毎日水やりを欠かさず。

ところが、

ラニーニャ発生!

夏らしい天気になる日もあるんですけどね、真冬の天気にもなる。山の上では雪が降るほど気温が下がる。しょっちゅうそうなる。

今朝も気温は10度で、

ズッキーニは死にかけています。


2週間ほど前に撮った写真と比べると、もちろん全然大きくなっていませんけど、葉っぱの色が悪くなっています。

一番大きい株は、こんな有様。


気温高めの日に実がついても、その後にやって来る真冬の天気で実は腐る。

トマトはどれも育っていません。これまでのところ収穫はゼロです。

2週間前には少し実がなっていたんですけど、赤くなりかけていたのもあったんですけど、一昨日の雷雨の後、実は全て消えてなくなりました。


レタスはとっくの昔にアウトです。キュウリは苦戦中ですがまだサバイバル中で、先日小さくて曲がったのを2本収穫しました。インゲンは少しですけどひょろひょろ細々のを収穫できています。

昨晩、友人のエクリーさんが晩ご飯を食べに来た時に、この野菜栽培の話題になったのですが、彼女の畑もご近所さんの畑も似たような状況だそうです。最もダメなのはトマトだそうです。

娘の野菜栽培挑戦一年目は、出費と苦労に見合った収穫がない、非常に残念なシーズンになったようです。夏はまだまだこれからですし、来週にはまた暑くなるそうですが、その後また冬の天気になるのは確実ですし、はっきり言ってもうオシマイです。

農家の皆さんのご苦労をお察しします。


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