お茶碗には炊きたてのご飯、汁椀にお味噌汁、そしておかずは何だったのかは覚えていませんが、うちの夫がまずご飯を口にして言いました。
「ああ、炊きたてのご飯というのは、こんなに美味しいものなんだなあ」
味音痴の夫がそう言ったんです。
それはいつも買っている Sunriceブランドの「Japanese Style Sushi Rice」というお米でした。その日に限って上手に炊けたといわけでもないんですよ。でも、夫は本当に美味しいと思ったのです。
確かに美味しいです。美味しいのが当たり前で、つい忘れてしまいますけど。
新型コロナでパニック買いが発生した昨年は、この米が店頭から姿を消し、仕方なく日本からの輸入米「米屋が選んだ米」というのを買ったことがありますが、そのお米を食べた時は美味しさにうなりました。いつも食べている「Japanese Style Sushi Rice」に比べて段違いの美味しさでしたから。
日本のお米は、さすがです。
うちの息子と娘が幼かった頃、日本に行った時に、おかずも無しでご飯だけをもぐもぐと食べるのを見て、私の妹に「よくご飯だけを食べられるなあ」と言われたことがありますが、よほどお米が美味しかったんですよ。
現在、日本で栽培されている米のほとんどが、「コシヒカリ」と「コシヒカリ」の子孫だと聞いたことがあります。
Sunriceブランドのウェブサイトを読むと「Japanese Style Sushi Rice」はニューサウスウェールズ州で栽培されていますが、高級品質の「コシヒカリ」だと書いてあります。
やっぱり「コシヒカリ」なんです。
日本の稲の品種改良の歴史を学校で学んだのを思い出しますが、美味しいお米を食べられるのも品種改良に取り組んだ皆さんの努力のおかげです。
実は、ついさっき炊きたてのご飯を食べたのですけどね、しみじみと美味しいと思ったので、夫が「ご飯が美味しい」と言ったあの晩のことを思い出したのです。
美味しいお米を当たり前のように食べられる私達は、なんと恵まれていることでしょうかね。
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