メルボルンのコンベンションセンターの中に入るのは初めてでしたが、大きくて広くてデザインの美しい素晴らしい建物です。
卒業式は、1時過ぎから始まったわけですが、とにかく長かったです。私は、本当に疲れました。(ヒールの靴を履いていたのも疲れた原因ですけど。)
息子が2年間通ったAIE(Academy of Interactive Entertainment)という学校ですが、こんなにたくさん生徒がいたのかとびっくりしました。昨日の卒業式は、学校創設から20周年の記念イベントでもあったようです。
もちろん、学科(コース)ごとに全生徒の名前を呼び上げて、卒業証書を手渡して写真撮影というのを一人ずつやるんですが、その前に先生方のコメントビデオと生徒の作品のいくつかが上映されました。
生徒の作品というのは、VFX(ビジュアル・エフェクツ)のショートフィルムやアニメーションおよびビデオゲームですから、見る分には楽しかったのですが、卒業式にはおなじみのスピーチというのがありまして(しかも4人も)まあとにかく長かったんです。
作品の中にはプロとして今すぐにでも通用するものが幾つもありまして、卒業を待たずにメルボルンのVFXスタジオ(ハリウッド映画の多く手がけている)やゲーム制作スタジオなどにすでに就職が決まっている生徒や、もうすでに働いている生徒も大勢いるんだそうです。
うちの息子はまだですけど。
そうそう、卒業証書の時にね、移民の国オーストラリアならではのハプニングが見られました。先生方が生徒の名字の発音に苦労するんです。普段はファーストネームで呼んでいるからそっちは大丈夫なんだけど、ギリシャ系やスラブ系の長い名字はなかなか正しく発音できず、笑いが起きていました。
最後の最後の疲れ果てた頃、学科(コース)ごとに最優秀生徒の発表がありました。
最も生徒数の多かった「ゲームアート&アニメーション」コースの最優秀生徒候補のノミネーションでは、うちの息子の名前も入っておりまして、ちょっと期待しちゃったんですが、受賞したのは息子の一番の友達であるネイサンという人でした。
この人は偉いんですよ。
30ウン歳という歳でシェフの仕事を辞め、自分が本当にやりたいアートの道を歩むことを決めてから、スーパーマーケットのColesでアルバイトをしながらAIEに通って勉強したという人です。だから、本気度が違うんです。彼は、すでに就職先が決まっているそうです。
ネイサンが最優秀生徒に選ばれて、うちの息子も大喜びだったし、私達も嬉しかったです。
息子も早く就職が決まるといいのですが。
息子のカイと友達のネイサン |
ところで、長い卒業式がやっと終わり、疲れてお腹もペコペコの参加者(生徒たちの家族や友人達)は、軽食と飲み物が用意された会場に殺到し、怒涛の勢いで食べる食べる!
うちの夫は、卒業式前に何も食べていなかったそうで、空腹のあまり人目もはばからずサンドイッチやパイをお皿に山盛り、食べる食べる!
あっという間に軽食の大皿もトレーも空になると、食べ物を求めて群衆の中を歩き回るので、迷子になりたくない私は一緒について歩き回り、足が疲れて疲れて...。
コンベンションセンターを出たのは5時半過ぎか。
駐車料金3時間以上は50ドルという高額駐車場を出たのが5時45分頃。そこからですね、メルボルンの東地域をつなぐ高速まで、メルボルン名物の大渋滞で1時間以上かかりました。高速も何故か大渋滞で、ボックスヒルの辺りまではノロノロ。
この区間が1時間以上とは |
家についたのは7時半前。娘のサチが晩ご飯に息子の好物のカレーライスとお祝いのチョコレートケーキを作って待っていてくれました。
他にも色々あった、卒業式の一日でございました。
夫婦喧嘩勃発の話は、また明日。
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