心の病気になると(と言っても心の病気は脳みその不具合である場合がほとんどですが)お世話になるのが、サイコロジスト(psychologist)とサイカイアトリスト(psychiatrist) です。
どちらも発音するのも綴るのも難しい言葉ですが、私は以前このサイコロジスト(psychologist)とサイカイアトリスト(psychiatrist) の違いを知りませんでした。
辞書を引くと、サイコロジスト(psychologist)は心理学者あるいは精神分析学者で、サイカイアトリスト(psychiatrist) は精神科医あるいは精神分析医 となっています。
「医」がついているかどうかで違いを表現しているわけですね。
一番の違いは、「医」がついているサイカイアトリスト(psychiatrist)は薬の処方が出来るのです。サイコロジスト(psychologist)は、分析やカウンセリングをおこないますが、薬の処方はできません。
家から出られなくなっているうちの娘ですが、先日、小学生の頃からお世話になっている子供専門の心理カウンセラー Kirsten Chalmers さん に相談に行きました。この方は、実際はサイコロジストなので薬の処方はできません。
娘が絶対的に信頼している Kirsten Chalmers さんのカウンセリングを受けて、パニック障害は治せると非常に前向きになった娘ですが、服用している薬の服用量を変更するか、あるいは薬そのものを変更するか、そうした相談が出来るサイカイアトリストを GP(一般の開業医)のミッソ先生から紹介されました。
しかし、若い女性のパニック障害の問題に詳しい人をということで紹介していただいたその精神科医からは、別の精神科医を紹介されまして、そのクリニックからやっと連絡が入り予約が取れたんです。
1回目の診察は、3月2日です。
何よそれ〜!
3月なんて、もう大学は始まっちゃってるんだからね。娘はそれまでに何とか電車とトラムを乗り継いで大学に通えるようにならなくちゃあいけないんですよ!3月ってどういうことよ!そんなに患者が多いわけ?2ヶ月も予約で埋まっちゃってるの?
娘は、 Kirsten Chalmers さんのカウンセリングで前向きになっており、少しずつ慣らしていく「行動療法」に取り組むつもりでいます。心理学の本をたくさん読破しておりますし、ヘタな心理学者よりも自分のコンディションについては詳しいくらいですから、理論的には自分が何をどうするべきか分かっているのです。
精神科医に会うのは3月と分かったからには、夏休み中にお母さんと一緒に少しずつ外出できるようにしていくつもりのようです。
お母さんは、もちろん出来ることは何でもしますよ。電車とトラムでメルボルン大学まで行けるようになること、これが目標です。
薬に頼らないとどうにもならないようなら、他の精神科医を探してもらわないと、とても3月まで待てませんし。
娘と二人三脚で頑張ります。
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