ほぼタダ同然で何週間も仕事をしている私は、うんざりを通り越して、腹が立ってどうにもならなかったの。
そのH氏のアシスタント兼マーケティング担当として働き、ヘトヘトになっていたAさん。彼女はH氏の友人だという話で、H氏がライオンズクラブのチャリティー活動としてそのイベントを企画した時、マーケティングの仕事をしている彼女がお手伝いすることを承諾したという話でした。
ウェブサイトのデザインに関して、信じがたいほど細部にこだわるリクエストのメールがAさんから送られ続け、なんて神経質な人だろうかと思った私ですが、神経質だったのは彼女じゃなくてH氏だった訳です。
ちょっとお手伝いするはずだったのに仕事量は半端じゃないし、何ごとも自分の思い通りにしたいH氏の「マイクロマネージメント」にストレスと疲労がたまったAさんは、実は当時、不妊治療をしていたこともあって、このイベントのお手伝いからは手を引いたのでした。
さて、先日、このAさんからメールが届き、驚くべき事実が明らかになりました。
- AさんがH氏のお手伝いとして働いた225時間以上に上る労働に対して、報酬を全く支払ってもらっていない。
- 報酬の支払いに関するAさんからのメールをH氏は無視していた。
- Aさんは Victorian Civil and Administrative Tribunal (VCAT) に調停を依頼した。
- 逆ギレしたH氏は、Aさんが途中でやめたからマーケティングが上手くいかず、イベントが失敗して損失が出たとしてAさんを訴え、2万〜4万ドルの支払いを求めている。
- H氏は、Aさんとは利益を山分けにするという同意で一緒にイベントを企画したわけだから、報酬支払いの義務はなく、損失を負担する義務があると主張。
- Aさんは、ライオンズクラブのチャリティーイベントのお手伝いをするということで始まった企画だったが、途中からH氏の設立した会社のイベントに変更された。報酬は当然であると主張。
イベント開催の頃は天気が最悪で、当日も雷雨豪雨の予報だったので、あまり人が集まらなかったのも仕方がないし、イベントというのはビールのフェスティバルだったんですが、この春はずっと寒かったのでビールが飲みたくなるような感じじゃなかったんですよね。
それに、今「お客様は神様じゃない」という記事を読み返して思い出すのは、H氏の細部への異常なこだわりのせいで、どれだけAさんと私が心身ともに疲労しストレスをためていたかということ。私はウェブデザインをお手伝いしただけだけど、Aさんは他の全てに関わっていたわけですから大変だったはずです。
こんなことになって、不妊治療にも影響があるでしょうし、お気の毒としか言いようがない。
しかしねえ、私は1〜2回会って話しただけで、「ちょっと変だぞ、この人」とH氏の精神病質的な性質に気づいたんですけどねえ、どういう経緯でAさんはH氏と友人関係になったのでしょうか。
友人同士がお金をめぐって訴えあうとは、ああ、気が重くなる...。
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