2024年1月19日

トラックをお届けに

昨日のお昼前、テーブルクロスにアイロンをかけていた時のことです。

テーブルクロスは外に干してあったんですが、半乾きのにアイロンをかけようと思って取りに出た時、ついでに洗濯物を干すのにじゃまになっていた木の枝を切ったりしていましたから、私はしばらく外にいたんです。どうやらその間にうちの夫が私に電話をして来たようでした。

外にいた私には電話の音は聞こえませんでしたし、電話があったことにも気が付かずに私はアイロンがけをしていました。そこにやって来たのがうちの息子です。

父親(うちの夫)と電話で話していました。私が電話に出ないので、夫は息子に電話をしたのです。息子は父親から何かを頼まれている様子で、電話を切ると夫のデスクに行って何かを探し始めました。

「何ごと?」
「お父さんがトラックを持って来てくれって!」

何だとお?

夫のトラックはですね、我が家には置いておく場所も無いし滅多に使うことも無いので、夫が勤めるツールショップのスタッフのK君に貸してあげているんですよ。

「K君の家までトラックを取りに行って、お店まで持って来てくれって」
「どういうことよ?今日はK君は休みなわけ?また商品の配達?私に運転させて配達に行くんじゃあないでしょうね!」
「オレは詳しいことは知らない。ただトラックを持って来てくれって」

こういうことがしょっちゅうあるんです。

うちの夫は目が見えなくなって来ているので車の運転が出来ませんから、家族の誰かにトラックの運転手をさせて商品の配達をするんですよ。

どうしてツールショップの仕事に家族を巻き込むんでしょうか。

やってられるか!

と怒ってもしようがない。きっとやむを得ない事情があるんでしょうから。

私はアイロンがけを途中止めにして、息子にカローラを運転してもらってK君の家(というか小さいマンション)まで行きました。そんなに遠くはありません。引っ越して来た家からは10分ほどです。

今まで何度もトラックを取りに行ったことがありますし、仕事の後で家まで送って行ってあげたこともありますから道は知っています。

いつものように、トラックはK君の家の前の道路に停めてありました。

私は苦労してトラックの運転席に上がり(いつも苦労する)ツールショップまで運転して行きました。もしもの時のために、息子がカローラで後ろをついて来ました。

ツールショップの駐車場で、ヨッコラショと運転席から飛び降りて(いつも苦労する)バランスを崩した時ですよ、「ありがとう」という声がしてサンドイッチを2個も手にした夫がやって来ました。

(あれ?今日は野菜とゆで卵のヘルシー弁当を持って行ったはず。おやつのアーモンドとクッキーも持って行ったのに、サンドイッチを買いに行っていたの?なんで2個も持ってる?ダイエットしているはずなのに!)

いろいろ思うことはありましたが、口から出た言葉は、

「ちょっとお、何でなのよお!」
「今日はK君は大きな注文の配達をしなくちゃあいけなかったのに仕事に来なかったんです」

またか!

このK君というスタッフは、突然仕事を休む常習犯なんですよ。しょっちゅうお腹の調子が悪いと言って休むそうですが、先日は勤務スタッフの人数がギリギリだったのにまたも仕事に来ず、お昼頃になってやっと連絡して来て、友人のお母さんが亡くなったので仕事に来れなかったと言ったそうなんです。

そして、携帯のバッテリーが切れたので昼まで連絡も出来なかったと。

そんな言い訳が通用するのか?

仕事を休みたい事情が出来た時には、早めに連絡をして他のスタッフに迷惑をかけないようにしなくちゃあいけませんよ。その日になって急に休むとか連絡もせずに休むとかいうのは問題です。

あの時はね、「いくらなんでも店長のあなたはちゃんとK君に注意をしなくちゃあいけないわよ。欠勤が多いのも何か健康問題がある可能性があるんだし、ちゃんと話をしなくちゃダメじゃん!」と言ったんですけど、結局夫はK君に注意をしなかったようです。

夫はトラックの鍵を受け取るとさっさとお店に入って行きました。私にトラックの運転手をさせて配達に行くと言わなかったのでホッとしました。


これまでにね、忘れ物のお届けは何度もしたことがありますよ。携帯電話を忘れた、メガネを忘れた、鍵を忘れたと。その度に、私は片道20分を運転して届けて来たんです。

買い物を頼まれたこともありますよ。トイレットペーパーを買って来てくれとかね。

なんで私に頼む?スタッフの誰かに買いに行かせなさいよ!

まあ、それが出来ない事情があったから私に頼んだわけですけど。

昨日もねえ、トラックをスタッフに取りに行かせるという選択肢はなかったんですかね。っていうか、そもそも商品の配達に会社の車を使わず、夫のトラックを使うというのはどういうこと?

ガソリン代とか事故の時の保証とか、どうするんですかねえ。

それにしても、困った時にいつでも雑用をただで頼める人がいるっていうのは便利でしょうね。引っ越しをして家も近くなりましたし、今までよりもっと気楽に頼めるんじゃあないですか?

ところで、夫が手に持っていた2個のサンドイッチですが、昨日はK君がまた突然休んだのでスタッフが足りなくて、夫は8時まで勤務することになったので野菜とゆで卵のヘルシー弁当では8時まで持たないということで、「テイスティートラック」というランチ用の食品を売って回る販売車が来たので買ったそうです。

朝6時半頃から夜8時半頃までの14時間勤務ですよ。しかもずっと立ちっ放しですからね、お疲れさまです。トラックのお届けくらいしてあげないといけません。

でも、商品の配達をするのにトラックの運転手をするのは話が別よ!


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