2024年1月12日

高齢者優待シニアカード

メルボルンでは、公共の交通機関(電車、バス、トラム)を利用するにはマイキー(Myki)というICカードが必要です。あらかじめカードに入金しておかなければいけません。

使っていれば当然減ってきますから、残高を調べたりお金を補充したり出来る場所は至るところにあります。

機械が苦手な方や目が悪い方は、駅の窓口でやってもらえますから心配いりません。コンビニでも出来ますし、オンラインでも出来ます。

先日、久しぶりに電車を利用した際に、家を出る前にオンラインで入金しておこうと思いましたら、「このカードはキャンセルされました」というメッセージが出ました。

長期間マイキーカードを使わないとキャンセルされるようです。

私のマイキーカードは、60歳になった時に申し込んだ「シニアカード」という高齢者優待カードと一緒に無料で送ってもらったもので、このマイキーカードを使うと交通機関はお得な高齢者料金で利用できているはずでした。

しかし、カードのどこにも高齢者用とは書かれていないので、本当に高齢者用のカードなのか高齢者料金で使えているのかは分からなかったですし、調べようとも思わなかったんですけど。

カードをキャンセルされてしまってはどうしたらいいのでしょうか。とりあえず最寄りの駅の窓口(と言ってもプラットホーム上にある小さな建物の窓口)に行きました。

「スミマセン、このマイキーがキャンセルされたみたいなんですけど」
「ああ心配いりませんよ、すぐ使えるように出来ます」

白髪混じりの長髪を肩の下まで垂らした髭面中年男性駅員は、私のマイキーカードを何かの機械にかざしてピッとやったとたんに変な顔をしました。

「おおお… このマイキーはシニア用ですよ」

すかさず財布からシニアカードを取り出す私。

「はい、これが私のシニアカードです」
「おっ!あなたシニアカード持ってるの!オッケー!」

私のマイキーには10ドルしか残っていなかったので、20ドル入金してもらいました。

それはともかく、

長髪を肩の下まで垂らした髭面駅員が、私のシニアカードを見てびっくりしたのはですね、

私が高齢者には見えなかったからだと思ってます!

だってねえ、その駅員よりは私の方が若く見えたと思いますよ。落ち武者みたいな容貌で老けて見えたけど、たぶん50歳ちょっとでしょう。

私が50歳に見えるという意味じゃあないですよ。でもね、高齢者優待カードで電車を利用する年齢には見えなかったということかなと。

見た目はともかく、最近足腰が弱って来ていて長距離を歩くとすぐにへたばりますから、身体を鍛えないといけません。公共の交通機関を使って外出すると必然的にたくさん歩くことになるので、いい運動になります。


そう言えば、今観たい映画があって、その映画を上映している映画館の料金を昨日調べたんですけど、大人1人25ドルでした。ところが、シニアカードを持っている人は17ドル50セントだったんですよ。

7ドル50セントも割り引き!

長距離電車のVラインの運賃は5割引きになるらしいし、市民プールとかジムとかも割り引き料金で利用できるんだし、スーパーの食品配達料金も割り引きがあるらしいし。

まあアレですよ、ありとあらゆるところで料金を割り引きしてもらえるわけです、シニアカードを持っていると。

今年はできるだけたくさん楽しいことをするという新年の抱負を立てた私には、強い味方だと言えますね。

使うぞ〜、シニアカード!


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