2024年1月5日

娘とお出かけで疲労困憊(2)

わざわざウィリアムズタウン(Williamstown)という街まで行ったのに、港でおにぎりを食べただけで何もせず、したいことも無いためにフェリーでメルボルンに帰ることにした私と娘。

しかし、やって来たのはフェリーではなく小さな平たい船でした。それでも、最初のうちはこの平たい船で対岸に見えているポートメルボルンの桟橋まで行くのだと思っていたんですよ。

ところが、平たい船は左に舵をとり、両岸が工業地域という場所を進んで行きました。見えるのはコンテナ船や巨大なクレーン、大きな倉庫やサイロや何かの貯蔵タンク、火力発電所、そういうものばかりです。


何これ!

どういうこと?

どこに行くのよ!


しばらくして、やっと気が付きました。

この平たい船は、船体に「メルボルン・クルーズ」と書いてあった通り、メルボルンのクルーズをするの観光船だったんです。私達が乗ったのは、メルボルンの中心部とウイリアムズタウンの間を往復している船だったんですよ。

ヤラ川の河口から川を進んで街に入って行き、だんだんメルボルンが見えてきました。

ちなみに水がドロ色なのは、いつものことです。メルボルンの川や池はどこもドロ色です。最近雨が多いので普段以上にドロ色ですから、海もドロ色です。


メルボルン市内を流れるヤラ川にはたくさんの橋がかかっていますが、それらの橋の下を通り過ぎるために船はこういう平べったい形をしていたんです。


船は、フリンダースストリート駅やフェデレーションスクエアの近くのサウスバンク(ヤラ川南側のにぎやかなところ)に到着しました。到着した頃には空も晴れて青空が広がっていました。


ここに着いた時点でまだ2時前。

せっかくウイリアムズタウンまで行ったのに、おにぎりを食べただけで何もしなかったので、うちの娘はこのサウスバンクで楽しみたかったようです。

しかし、ここにあるのはレストランやカフェ、ホテルやカジノ、ギャラリーやコンサートホールなどです。お金を使いたくない私達は、そういうところに入りません。

それで、娘に誘われるままにヤラ川沿いを散歩したんですけど、もうすでに1週間分以上を歩いていた私はヘトヘトでした。

しかも、天気が良くなって日差しが強くなり始め、暑くなって来ました。暑い日差しの中を歩くなんていうのは、私は一番したくないことなんですよ。

「お母さんはそろそろ家に帰る」と言いましたら、娘がびっくりしました。まだお昼なのにと言うんです。せめてどこかでアイスコーヒーでも飲もうと言いました。

お母さんを連れていきたいカフェがあると、フリンダースレーンという通りあるカフェでそれほど遠くないので、「お母さん、そのくらい頑張れ!」と言うんです。

だから、頑張りましたよ。

やっと着いたそのカフェは、大人気のカフェらしくて入り口に行列が出来ていました。たとえどんなに美味しいコーヒーが飲めるとしても、私は暑い日差しの中で並んで待つなんてゴメンです。

そこで、近くにあった別の有名なカフェに入りました。こちらも大混雑でしたが、座ることが出来ました。ここで娘が買ってくれたアイスコーヒーを飲んで、私は家に帰ることにしました。

娘は物足りなさそうでした。もっといろいろしたかったようですが、肝心のウィリアムズタウンがですねえ、せっかく行ったのに何もせず、おにぎりを食べただけというのがダメじゃん!

ということで、私達は駅の前で別れ、私は電車で家に帰りました。最寄りの駅から我が家までは、歩いて13分かかりました。これがトドメになりました。

疲労困憊でヘトヘト…

昨日一日で、私は何キロ歩いたでしょうかね。

遊びに行くのも体力がいりますよ。特にうちの娘のように、事前に行き先についてちゃんと調べず、予定も作らないような人と一緒だと。

娘がウイリアムズタウンに行きたいと言うから付き合って一緒に行ったのに、したいことも見たいものも無いとは。

しかし、フェリーで帰るという思いつきのおかげでクルーズボートに乗ることになり、見たことがなかったメルボルンの工業地域を見ることが出来たのは面白かったですけど。

「オススメです!」とは言いません。


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