私は家でのんびり過ごせばいいと思っていたんです。
だから、朝はまず「ムハンマラ」(Muhammara)というディップを作りました。中東の国シリアのアレッポに起源があるという赤ピーマン(Capsicum)を焼いたので作る辛いディップです。
うちの娘は「ダンプスター・ダイビング」というゴミ廃棄用コンテナからまだ食べられる食品を集めるという活動(要するにゴミあさり)を時々やっているんですけど、先日はたくさんの赤ピーマンを手に入れたんだそうで、その赤ピーマンを焼いて皮をむいたのを使ってこのディップを作りたかったんだそうです。
材料としては、アレッポペッパーとかザクロのモラシス(糖蜜)とかスーマックとか、いろいろ聞き慣れないものが必要です。アレッポペッパーは手に入りませんからパプリカで代用し、ザクロのモラシス(糖)とスーマックは近所のお店で買えました。
それ以外の材料は、ローストしたクルミ、パン粉、オリーブ油、ニンニク、トマトペースト、トウガラシの粉などです。これらをフードプロセッサーでガーッとやったら出来上がり。参考にしたのはこのレシピです。
焼き立てのパンに付けて食べましたが、なかなか美味しいディップでした。
その後ですよ。
「今度は何をする?」「どこに行く?」と娘がしつこいんですよ。私はどこにも行きたくなかったんですが、ほら、例の「今年はできるだけたくさん楽しいことをする」という新年の抱負。
あれがここでも影響しましてね、私は重い腰を上げることにしたのです。
いい天気でしたし、気温は20度と涼しかったし、ウォーキングに行こうということになりました。行き先は、私達が知っている中でウォーキングのベストスポット、ワランダイト(Warrandyte)です。
メルボルンにお住まいの皆さんでワランダイトをご存知ない方は、ぜひ一度散歩に出かけてみてください。この小さな町を流れるヤラ川沿いに散歩道が作ってあって、とても人気があるのです。
ヤラ川の水はいつも泥色ですが、上流でもこのような色です。暑い日なら川に入って遊んだりカヌーやカヤックを楽しむ人もいますが、昨日は犬が水遊びをしていただけでした。
橋の下に作り付けのエクササイズマシンがありました。ウォーキングに来た人達は、ここでトレーニングも出来ます。
橋を見上げると、ロープで作ったポッサムのための通路がありました。
ツーリストに人気のある町なので飲食店も多いですし、道路も橋も交通量は多いのです。ポッサムが危険を犯して道路や橋を横断しなくてもいいように、こうした通路が作ってあるんです。
散歩道には至るところにベンチもあって、疲れたら休むことも出来ますよ。
昨日は気温が低かったので、汗もかかずに楽しく歩くことが出来ました。
ここの道は歩く人専用ですから自転車を乗ってはいけません。この人はちゃんと自転車を押していますね。犬を連れている人やベビーカーを押している人が多かったです。
散歩を楽しめる場所は各地にいろいろありますが、ワランダイトは私達家族のお気に入りの場所です。引っ越したので遠くなりました。今住んでいる家からは20分かかります。
昨日はうちの息子も一緒にウォーキングに行ったんですが、娘と私の後ろを歩いていた息子が私達の写真を撮っていました。
歳を取ると手を後ろに組んで歩くようになると聞いたことがありますけど、娘も手を後ろに組んで歩いていますねえ。2人とも全く同じ手の組み方をしています。
それにしても、
うちの娘がデカい!
娘と私がこんなに身長が違うとは、思ってもいませんでした。
楽しいウォーキングでしたよ。またしても新年の抱負のせいで出かけることにしたわけですが、頑張って出かけて良かったです。
0 件のコメント:
コメントを投稿