前日は勤めているツールショップの棚卸しで夜の11時頃まで仕事をしたそうで、もちろんそんなに遅くまで起きて待っていられない私は先に寝ましたけど、それでも一応10時頃までは頑張って起きて待っていたのですよ。
15時間勤務でクタクタになっていた夫は、昨日の休みは寝て過ごすんだろうと思っていたんですが、夫は義弟に会いに行きました。
義弟は2ヶ月半に及ぶスペインでの夏休みから帰って来たばかりですが、その夏休みの間私達が世話をした犬のビシューを迎えに来た時には夫は仕事で不在でしたから、まだ会っていなかったのです。
義弟家族は、ヒールズビルというヤラバレーにある田舎の町の外れに住んでいます。我が家から車で行くと45分はかかります。息子が車を運転して夫を連れて行ってくれました。
私は高血圧の薬を飲み始めて以来まだふらついていますから、そんな遠くまで車を運転したくなかったので助かりました。
義弟の家に着くと、窓から外の様子を見ていたのは犬のビシューです。
オトーサンが来たぞ!
という言葉に反応して窓の外を見ていたんですよ。
ビシューの世話をしている間、私は日本語でも話しかけたのですが、すぐに覚えた言葉が「オトーサン」でした。
「オトーサンが帰ったよ」とか「オトーサンはどこ?」などとしょっちゅう話しかけているうちに、「オトーサン」というのがうちの夫のことだと分かったんですね。
ですから、昨日も「オトーサンが来たぞ!」と言われて窓の外を見ていたんでしょう。そして車から降りて来たのがうちの夫だと分かったビシューは、シッポどころか全身を激振させて喜び大爆発!
2ヶ月半毎日一緒のベッドで寝たうちの夫は、ビシューにとってはトクベツの人ですからね。
夫と息子が来たのを知って、同じ敷地内に住む義母もやって来たそうです。集まった家族がおしゃべりをしている間、ビシューはずっとうちの夫にピッタリとくっついていたそうですよ。
ビシューが我が家にいる間に覚えた言葉には、「(おもちゃの)コングを持って来い」とか「イエローボール(テニスボールのこと)を持って来い」があります。英語ですけど。
昨日もおしゃべりの最中で、うちの夫が「イエローボールを持って来い」と言うとちゃんと持って来たそうです。そのボールを投げてやって取って来るという遊びが大好きなのです。
「外に出たい?」とか「ウォーク(散歩)」「ディナー(晩ご飯)」といった言葉も分かっています。
日本語で「まだ残ってるが!」というのも分かっていますよ。美味しいソフトフード(ソーセージ)だけ食べてドライフードを残すので、「まだ残ってるが!」と言うと食べに戻るのです。
私達が以前育てた盲導犬パピーのモリーのようには言葉を覚えられません。トイレトレーニングだって大変時間がかかりました。仕方がないですね、知能のレベルが違いますから。
でも、ビシューはスペイン語でも話しかけられているのでスペイン語も分かるんだそうです。日本語も分かるのでトリリンガル(3ヶ国語ができる人)です。
義弟達がビシューを迎えに来た時に、私達がドッグパーク(スポーツ公園の競技場)でボールを投げるのに使ったボールローンチャーをあげました。
ビシューがいなければ使うことも無いのでね。義弟の娘のヴェドラちゃんが、家に帰ってから早速使ってみたそうです。
最初の投球でボールは遥か遠くに飛んで行ってしまったそうですよ。「あの棒はすごいな」と義弟が言っていたそうです。私も初めて見た時には驚きましたから。
庭で使うのは無理でしょう。ドッグパークのような広い場所で使わないと。
さて、
昨日の家族の会話では、来年の夏休みの話になったそうです。
どうやら、義弟家族は毎年メルボルンの寒くて雨の多い冬(6〜8月)を夏のスペインで過ごす計画のようです。少なくとも来年は行くつもりだそうです。
義弟はフォトグラファーなので時間が自由になるわけですが、時間があってもお金が無いとそういうことはできませんからね、相当稼いでいるんでしょうね。
とにかく、義弟家族がスペインに行くということは、またビシューが我が家にやって来るということです。
10月に1歳になるので、来年の今頃には世話もしやすくなっているでしょう。少なくともおトイレ問題はもう解決していますからね、それだけでも随分ラクですよ。
ビシューがいなくなって平穏が戻りヤレヤレと思っているのに、また来ると分かって私はそれを楽しみに感じています。
ビシューの世話は、トイレのこととか散歩のこととか睡眠のこととか大変なことはいくつかありましたけど、喜びもありましたからね。
驚きもいろいろありました。
どこで見つけたんだか、このトカゲ。この写真を撮った時には、まだ息がありました。
おしっこやウンチで裏庭に出た時についでにいろいろ持って入るのですけど、木の枝はしょっちゅうでしたが、このトカゲには驚きました。
うちの夫はね、ビシューが自分のことを「オトーサン」と認識してくれていて、昨日は自分を見てあんなに喜んでくれて、家族が集っている中で飼い主の義弟ではなく自分にずっとピッタリくっついていて、「イエローボールを持って来い」と言えばちゃんと持って来て、悪い気はしなかったはずですよ。
全然うれしくなさそうにそういう話をしてくれる夫を見て、「うれしかったくせに!」と思いました。
私を見ても喜んでくれるかなあ…
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