2022年8月9日

電話相談員の仕事

うちの娘は、不安や心配事で悩んでいる方の話を聞いたりアドバイスをしたりするボランディア相談員として働くことが決まり、いよいよ今週から実際に電話を受けることになって緊張していました。

そのために、今週はクリニックの受付の仕事を休ませてもらって家に帰って来ています。

電話相談は「Anxiety Recovery Centre Victoria」という団体が運営しているプログラムです。この団体のオンラインシステムを使えるインターネット環境とコンピューターとヘッドセット(ヘッドフォンとマイクのセット)さえあれば、ボランティア相談員はどこにいても仕事ができるのです。

オーストラリアの最も有名な電話相談窓口に「ライフライン」(Lifeline)というのがあります。日本の「いのちの電話」のような電話相談で、週7日24時間体勢で対応していますが、娘が働くことになったプラグラムは相談時間が決められています。

「ライフライン」は、自殺をも考えているような深刻な悩みを抱えた人の電話相談ですが、娘が相談に応じるプラグラムは、不安や心配事で困っている人の電話相談だと聞いていました。

何週間もトレーニングを重ねてきましたが、実際に電話に出ることになった昨日の月曜日は、朝から緊張していました。

私のデスクの横にある夫のデスクが娘の仕事場になっています。夫のデスクはゴミ屋敷状態ですが、現在は少しマシになっていて、娘のノートパソコンを置くことはできます。コーヒーカップを置くスペースもあるんですよ。

電話が入って来たら私は部屋から出て行って欲しいと言われました。話しているのを聞かれたくないし、他人のリアクションを耳にしたくないのだと言って。

もちろん娘の希望通りに、シフトの間は部屋に入らないようにしています。

朝10時になって団体の事務所の担当者と何やら話していましたが、しばらくして電話が入って来たようでした。声が聞こえてきましたが、何だかちょっと私が思っていたのと話している感じが違いました。

何事も「初めて」というのは緊張するものです。

シフトが終わったお昼過ぎに「うまくやれたの?」のと聞きましたら、一番最初の相談者が想定していた内容とかけ離れていてチャレンジだったと言いました。

詳しいことは教えてくれませんし私も聞きませんけど、この相談者の悩みというのが、病院の医者や救急医療隊員からひどいハラスメントを受けていると言うのですって。

自分は精神病性障害(サイコーシス)だと言われ、医者が自分の携帯電話にハッキング(不正侵入)をして来るので困っていると。

いたずら電話ではなくて、相談者が言っていることが本当なら、この人はまさにサイコーシスなんですけど。こういう相談が来ることは珍しいのだそうです。娘にとっては、いきなり一番最初の相談が対応の難しいものだったようです。

時々部屋から出てきて「甘いものが欲しい〜」と言う娘に、お母さんは甘いものを作ってあげましたよ。

午後は休憩して、夕方の4時半から2回目のシフトに入りました。お母さんは晩ご飯をデスクに運んであげました。

慣れるまでは大変でしょうし、娘は自分自身が長年メンタルの問題を抱えていろいろつらい経験をしているので、自分と同じような問題でつらい思いをしている人の話を聞く時に、シェアハウスで一人きりというのではなくて家族と一緒というのは意味があると思うんです。

私にできることは何でもしてあげようと思っていますけど、娘にとって一番の助けになっているのは犬のビシューかもしれません。

気分転換に一緒に外に出たり、膝に抱っこして休んだり、ただ抱きかかえて可愛がったりしています。長年犬を飼いたがっていた娘ですからね。ぜひ今週一週間しっかりビシューを楽しんでもらいましょう。


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