我が家から車で4〜5分くらいのところにある公園に、昨日連れて行ったんです。地域のスポーツ公園と言う感じの場所です。
フットボールやクリケットが行える楕円形の競技場のことをオーバル(Oval)と呼ぶんですが、オーストラリアではオーバルのある運動公園が各地域に作ってあります。屋内のイベントにも使える建物が併設されている場合が多いです。
大きいところでは、フットボールやクリケット以外のスポーツにも使える競技場や陸上競技場もあったりするんですけど、野球ができるような競技場は見たことがありません。
私達が住んでいる地域のオーバルは、ぐるりとフェンスで囲ってあって、ここで犬を放して自由に遊ばせることができます。競技に使用しない時は、ドッグパークとして利用できるということなんです。
グーグルマップから拝借した写真ですが、こういう場所です。
こっち側のゴールポストと向こう側のゴールポストの間は、100メートル以上離れています。ムチャクチャ広いので、複数のグループが遊んでいてもお互いにじゃまになったりしません。
このオーバルの隣りには100エーカー自然保護区という広い森があってブッシュウォークなどもできるそうですが、入ったら最後相当な距離を歩く羽目になるので私はこの森に入ったことはありません。
それはともかく、
駐車スペースもたくさんあるので車で行きやすいのですけどね、ビシューは車の中でおとなしくしなかったですよ。
盲導犬パピーのモリーは、いつも助手席の前の床(座っている人の足元)に座らせていました。ビシューはそんなところに大人しく座ってはいません。後ろのシートに座らせてもダメでした。なんとかして私の膝の上に来ようとするんです。
次回はロープか何かで動けないように固定しておきます。そうしないと運転が危ないです。
昨日の朝は晴れていましたが、雨の日が何日も続きましたからオーバルの草はビショビショでした。でも、草は短く刈り込んでありますからビショビショでも遊べます。
私達が着いた時にはすでに10匹ほどの犬が楽しそうに走り回って遊んでいました。
常連の犬達は仲良しのお友達です。中には同じ親犬から生まれた数匹の兄弟だというラブラドールレトリバー達もいました。別々の家族にもらわれた後もしょっちゅうここで一緒に遊んでいるのだそうで、それはもう本当に楽しそうでしたよ。
私はビシューをリードに付けたままオーバルに入りました。犬たちは次々にビシューの近くにやって来て挨拶をしてくれました。飼い主の皆さんが、ビシューのリードを外して自由に走らせておやりなさいと言ってくださったので、どうなることかと不安でしたがリードを外しました。
ところが、ビシューは大きな犬達が怖いのかビビっちゃって、犬達とは一緒に遊ばずに私にばかり跳びついて来るのです。明らかに楽しそうなんですけど、犬達とは遊ばないのです。
仕方がないのでビシューと一緒に広いオーバルを歩いていると、向こうの方でビシューによく似たプードルのような犬が、テニスボールを投げてもらってそれを追いかけて遊んでいました。
ビシューはそれを見ると一目散に駆け出し、それに気付いたその犬もビシューの方に走って来て、2匹はすぐに仲良しになりました。そして一緒にテニスボールを追いかけ始めたのです。
仲良しになった犬はバディーという名前で、ビシューと同じカヴードルという種類の犬でしたが見た目はまるでプードルのようで、ビシューよりも身体が大きく、まるまると太っていました。5歳だと飼い主の女性がおっしゃっていました。
太り過ぎのせいか、5歳という歳のせいか、すぐに息が上がって走らなくなるバディに飼い主の女性はおやつをやりながら走らせようとしておられましたけど、ビシューは人間で言えば10歳の元気盛り。
若いのもありますし、おやつのおすそ分けをもらったせいもあって、
走る!走る!走りまくる!
テニスボールをくわえてその女性ところに戻ると、テニスボールをちゃんと草の上に置くんですよ。そしてお座りをしておやつを待っているんです。
おやつはすぐに無くなってしまいましたが、おやつがもらえなくなってもビシューは走ることを止めず、ボールを投げてもらっては走って取りに行くというのを飽きもせずに延々と楽しんだのでございました。
またその走りっぷりがすごかったです。弾丸ダッシュという感じでね、下半身びしょびしょドロドロになりながら、いったい何十分間走り続けたでしょうか。
合計すれば、軽く数キロメートルは走っていますよ。
バディが帰ってしまった後は、今度は大きい犬と遊ばせようとしたのですが、大きい犬は苦手なようでした。
べっちょんべっちょんのドロドロになったビシューは、帰りの車の中でも私の膝に上がろうとするもんだから、私は左手でビシューを押さえながら右手で片手運転をして家に帰りました。
家に帰ったらすぐに浴槽にお湯をためて洗ってやりましたけど、その後はしばらく死んだように眠りましたよ。
最初は私のデスクの横に置いている手作りベッド(というか座布団)で寝ていたんですが、しばらくしたらいなくなって、どこに行ったんだろうかと思って探したら、何と私のベッドで寝ていました。
それもちょうど枕のところの、私が寝る場所で寝ていました。
ベッドが汚れる…
部屋から追い出そうかと思いましたけど、あまりにぐっすり眠っていたのでそのままにしてやりました。
それにしても、バディの飼い主の女性が使っていた道具はいいですよ。テニスボールを遠くに投げるための細長い道具です。先のところでテニスボールを拾えるのでいちいちかがまなくていいですし、簡単に遠くに投げることが出来ますから肩が痛くなりません。
値段は高くないので今度買って来ます。
いやあ行ってよかったです。
あのオーバルに行けば、私はゆっくり歩いているだけでビシューにはものすごい量の運動をさせることが出来ますからね。その後は昼寝をしてくれるし。
これからはお天気が良い日にはあのオーバルに行くことにします。
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