2022年8月27日

それはクスクスじゃない

昨日は、朝からお寿司が食べたいと思っていました。

数日前に「お寿司おにぎり」というのを作ったんですけど、たくさん作らなかったので息子と分け合って食べた後に「もっと食べたい!」という気持ちが残りまして、それ以来ずっと「お寿司、お寿司」と思っていたのです。

ちなみに、「お寿司おにぎり」というのはその名前のとおり、具を寿司飯と混ぜてからおにぎりにしただけです。それを海苔で巻きますので使う材料は巻き寿司と同じですが、巻き寿司よりも簡単に作れるというだけのものです。

昨日は、せっかく作るんだからまだ作ったことがない寿司にしようと思い、「ヴィーガンちらし寿司」を作りました。動物性の食品を全く使わないちらし寿司です。

ちらし寿司をヴィーガン(植物性の食品だけ)にするのは簡単ですけど、金糸卵のような黄色い色味を加えたかったのでたくあんを乗せました。たくあんは寿司飯に合いますね。油揚げと枝豆を入れましたので、たんぱく質も摂れます。

お寿司がメインの食事だとお汁が必要ですから、昨日は豆腐と卵のお汁も作っておきました。

夕方になり、夫がお腹をすかせて帰って来ました。

キッチンにやって来て、豆腐と卵のお汁が入っている鍋のフタを開けて、夫が言いました。

「これクスクス?」

「えっ?」夫の発言に言葉を失う私。

皆さん、クスクスという食べ物はご存知ですよね。デュラム小麦の粗挽粉から作る小さな粒々です。スープやお湯を含ませてふやかしたり蒸したりして食べますけど。

豆腐と卵のお汁とクスクスは、見た目がだいぶ違うと思うんですよ、私は。

「これクスクス?」と言った3秒後には「ああスープか」と言いましたけどね。夫の目はどれだけ見えていないんだか、もうびっくりしました。

これからは、こういう目がちゃんと見えていないことが分かるハプニングが増えて来るでしょう。冷蔵庫やパントリーの中にあるものが見つからずに困っていることは、もうしょっちゅうです。


夫は、豆腐と卵のお汁を「うおおお」とか「はあああ」とか、うなり声を出しながら飲んでいました。

メルボルンはまだまだ寒いんです。我が家から車なら15分で行ける店舗に転勤して以来、雨が降っていなければ自転車で通勤していますけど、寒くて暗い道を自転車をこいで帰って来たら、熱いお汁は美味しかったでしょうね。

お汁とヴィーガンちらし寿司だけでは満足しないと分かっていましたので、豚肉のステーキも焼いておきましたら、昨夜の晩ご飯は大満足だったようです。

とにかく肉を焼いたのが晩ご飯に出るとご機嫌になります。

数日前のことですが、その日は血圧が高くてしんどくて、「今日は元気が出ないから晩ご飯は肉を焼いたのと蒸し野菜よ」と言ったら「おおやった!」と喜びましたからね。

「肉を焼いたのと蒸し野菜」なんてね、これ以上簡単な料理は無いってくらいに簡単ですが、一番喜ぶのがそれですから。

肉は塩こしょうくらいはしますよ。蒸し野菜は蒸すだけです。味付けは無し。お助けメニューのナンバーワンです。

いやあそれにしても、「これクスクス?」は衝撃的でした。

共通点はどちらも薄い黄色ということですが、お汁の方は液体が見えているんだし、豆腐も見えているのに、あれをクスクスと間違えるとは。


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